EXILEがららぽーとでMV撮影、台湾でのイベントも-三井不動産とLDHが連携し“子どもや若者の夢”を応援

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2023年11月14日 08:41  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
三井不動産とLDH JAPANは13日、「三井ショッピングパーク ららぽーと」をはじめとした商業施設を活用して、子どもや若者の夢を応援する取り組みを推進していくと発表した。メディア説明会にはEXILE HIROさん、EXILE AKIRAさん、EXILE TETSUYAさんが登壇し、自身の幼少期の頃の夢について語るひと幕もあった。


○提携の内容は?



三井不動産グループの商業施設事業では「Growing Together」を掲げ、子どもの夢をはぐくむ施策を展開してきた。直近では2022年に、陸上トラック200mを含むスポーツパークを備える「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」(福岡県福岡市)や、スポーツやダンスイベントが開催できるイベントスペースを設置した「三井ショッピングパーク ららぽーと堺」(大阪府堺市)を相次いで開業。スポーツ・エンタテインメントを施設に取り入れることで、顧客の体験価値の向上に努めている。



同社 商業施設本部長の若林瑞穂氏は、すでに全国3か所の「三井ショッピングパーク ららぽーと」において子ども向け職業体験型の施設「キッザニア」を誘致したことを紹介。子どもたちがアスリートから1日レッスンを受けられる「三井不動産スポーツアカデミー」についても過去20回以上も開催してきた、と説明する。


そのうえでLDH JAPANの取り組みに対しては「未来を担う子どもたちに、様々なサポートや体験の場を提供しています。たとえば、子どもたちに夢を持つことの素晴らしさを伝えるために『Dreams For Children』という社会貢献方針を掲げてキッズ向けのダンス大会を主催しているほか、サッカー大会も支援しています。また『Circle of Dreams』の理念のもと、アーティストをイチから育成してスターダムに押し上げていく活動をしており、私たち不動産企業とは異なる熱気と魅力を感じます」と高く評価する。


これについてLDH JAPANの五十嵐広行氏も「三井不動産の皆さんと連携し、子どもたちの夢を応援する機会を増やしていければ。Circle of Dreamsの輪を共に広げていきます」と意欲を示す。今後、三井不動産とLDH JAPANは連携しながら、子どもや若者が夢に「出会う」、夢を「追いかける」、夢を「実現する」ための施策を推進していく方針。その第1弾として、ららぽーとでオリジナル楽曲のミュージックビデオを撮影するほか、「EXPG STUDIO」の南船橋エリアへの出店も決まっている。


○「ららぽーとで初めてのMVを撮ることが決まり、とても気合が入っています」



このあとEXILE AKIRAさん、EXILE TETSUYAさんも加わってトークセッションが行われた。



ダンスと音楽で子どもたちの夢を応援するユニットの「EXILE B HAPPY」、およびエンタテイナーを育成するダンススクール「EXPG STUDIO」で代表を務めるTETSUYAさんは「今月、ららぽーとで初めてのMVを撮ることが決まり、とても気合が入っています。来年は南船橋の『三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY』にEXPG STUDIO船橋校をオープンさせる予定で、とてもワクワクする思いです」と笑顔になる。

またLDHで海外ビジネスのリーダーを務めているAKIRAさんは「三井不動産さんと提携してから最初のイベントとなりますが、台湾にあります『三井ショッピングパーク ららぽーと台中』にて11月19日にトークイベントを行います」と紹介。今後はEXILEの各メンバーが出身地のららぽーとを起点に、地方創生、社会貢献などの活動を広げていければ良い、と抱負を語る。

○本気でプロを目指したサッカーで挫折し、ダンスに出会ったAKIRAさん



続くトークテーマは「子どもの頃の夢」。AKIRAさんは小学校3年生から高校3年生までの約10年間をサッカーに捧げた、と切り出す。「海外留学もしたくらい、本気でプロを目指していたんです。でも挫折してしまい、その後にダンスと出会いました」。2010年にはEXILEのメンバーとしてサッカー日本代表の応援ソング「VICTORY」でパフォーマンスする機会を得て、サッカーでは叶わなかったサッカースタジアムのピッチにもEXILEとして立てた、と語る。


一方でTETSUYAさんは子どもの頃、水泳選手としてオリンピックに出場することを目指していたという。バルセロナ五輪で岩崎恭子選手が14歳ながら金メダルを獲得する姿をテレビで目にして「とても大きな夢をもらったのを今でも覚えています」。しかし自身は中学3年生のときに県大会で負けてしまい、人生で初めての大きな挫折を味わうことに。それでも、そんな経験が人生にはプラスになりました、と明るく振り返る。



三井不動産とLDH JAPANの提携で両社は、子どもたちに「夢や仲間と出会い」「追いかけて」「実現する」機会を創出できるように努める。これにちなみ、舞台上は「子どもの頃にどんな出会いがあったか」という話題に移る。

○「“一生懸命な大人の背中”を子どもたちに見せたい」とTETSUYAさん



AKIRAさんは、両親とデパートに行ってヒーローショーを見たときの感動を今でも覚えている、と話したうえで「そこに大きなヒントがあるように思います。僕たちはスーパーヒーローではありませんが、そこに行けば夢を思い描ける、自然と笑顔になれる、そんな空間を三井不動産さんとの協業によって作れるかも知れません」とする。



TETSUYAさんは“一生懸命な大人の背中”を子どもたちに見せたい、と意気込む。「僕が岩崎恭子選手に憧れ、またEXILEのHIROさんに憧れたように、子どもは圧倒的な憧れを身近に感じたときに、夢を持てると思うんです。だから今回の提携でもそんな環境づくりをしていけたら良いな、と思っています」。


最後に、三井不動産の若林氏は「コロナ禍を経て、町にも人が戻ってきました。今後はリアルの場に参加するからこそ体験できる、そんなコンテンツが大事になってきます。そこで当社では『場』の価値を高めていきたい。LDH JAPANさんによるスクール、イベントなどを通じて、お客様には『楽しかったね』『感動したね』といった思いを抱いてもらう。もしかしたら『将来、ららぽーとのステージに立ちたい』というお子様も出てくるかも知れません。エンタメでお客様とつながることは、私たちにとっても非常に大きな意味を持つと思っています」。


またHIROさんは「僕たちはライブを大切にしているグループです。提携により多くのステージに立てることで、小さいお子様からシニアの方まで、皆さんと直接触れ合う機会が増えるので嬉しい限りです。LDHは10年以上前から地方創生にも注力してきました。今回の提携は私たちが待ち望んでいたことでもあります。様々な企画を通じて、これから頑張っていきたいと思います」と気を引き締めていた。(近藤謙太郎)
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