「トムウッド」が旗艦店を日本初出店、オスロに次いで世界2店舗目

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2023年11月14日 15:51  Fashionsnap.com

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トムウッドの店舗イメージ

Image by: Einar Aslaksen
 ノルウェー発のジュエリーブランド「トムウッド(Tom Wood)」が、11月25日に日本初となる旗艦店を東京・南青山にオープンする。

 同店舗は、ノルウェー・オスロのフラッグシップストアに次ぐ世界2番目の旗艦店として、表参道駅近くの「みゆき通り」から一本入った閑静なエリアに立地。2フロア・320平方メートルの売場で構成された店内は、スウェーデンのデザインエージェンシー「Specific Generic」と同ブランドがコラボレーションしてデザインを手掛け、北欧の伝統や美学と日本文化への敬意を表現した空間に仕上げた。
 店舗スペースである1階は、トムウッドのコンテンポラリーな美学とサステナビリティに対する責任、直線的なラインやテクスチャーといった要素をデザインに反映し、床から天井までのスライド式ガラスディスプレイや9メートルの長さの木製レジカウンター、アーカイヴコレクションをはじめ旗艦店でしか手に入らないアイテムをラインナップした「アーカイヴウォール」などを設置。内装にはアルミニウムやスチールといったリサイクル可能で長持ちする素材を優先的に採用しているほか、寿命を終えたテキスタイルをアップサイクルして制作した、デンマークのテキスタイルメーカー クヴァドラ(Kvadrat)の革新的製品「REALLY」なども展示する。
 2階は「アパートメント(The Apartment)」と名付けたプライベートギャラリーとして展開し、同ブランドのクリエイティブ・ディレクター兼創業者のモナ・ヤンセン(Mona Jensen)がキュレーションしたアートや家具を展示。「北と東の架け橋となり両地域のデザインを融合させる」ことをコンセプトに、同ブランドの日本進出の背景にある人やストーリー、インスピレーションを視覚的に表現しているという。ギャラリー内には、ノルウェーの文化やブランドの原点を感じられるよう、ヤンセンと夫でCEOのモーテン・イサクセン(Morten Isachsen)が愛用するノルウェーの家具デザイナー アンドレアス・エンゲスヴィック(Andreas
Engesvik)が手掛けたレザーソファーや、ヤンセンのオフィスや自宅にあったプライベートな書籍やルックブック、彫刻などを配置。あわせて日本の伝統やクラフトマンシップへの敬意を表し、石巻工房で製作されたダイニングテーブルとベンチや、京都の小嶋商店が手掛けた京地張の提灯、益子の職人から仕入れた陶磁器などを配した。なお、ギャラリーは常時開放はせず、イベントやトークショー、ツアーなどの開催時に招待者のみが入場できる空間として運営するという。
 また青山店のオープンを記念して、同店では「日の丸」をモチーフに製作した「マインド リング レッド ガーネット(Mined Ring Red
Garnet)」を限定販売する。穏やかな海と荒々しい岩場から着想を得てデザインした「マインド リング(Mined Ring)」に、東の海から昇る太陽をイメージしたレッド・ガーネットをあしらったリングは、ラージ(7万2600円)とスモール(4万9500円/いずれも税込)の2型をラインナップ。素材はリサイクルシルバーを用い、リサイクルホワイトロジウムのメッキを施しているなど、他のジュエリーと同様サステナビリティに配慮したものづくりを徹底している。
 CEOのイサクセンは同店のオープンについて、「我々はお客さまと距離を置くのではなく、私たちなりの方法で心を開いて繋がり、文化やエネルギーを分かち合いたいと考えています。伝統的な小売業だけで満足してもらえる時代は、もう随分前に終わっています。人々はさらなるものを期待しており、それを提供していくことが重要なのです」とコメント。なお、オープン日である11月25日の12〜14時には、クリエイティブ・ディレクターのモナ・ヤンセンが同店への来場を予定している。

■トムウッド 青山店オープン日:2023年11月25日(土)所在地:東京都港区南青山3-14-20電話番号:03-6447-5528営業時間:12:00〜20:00定休日:不定休
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