かつてトップグラビアアイドルだった杉本有美（すぎもと・ゆみ）が、11月20日（月）発売『週刊プレイボーイ49号』のグラビアに登場。グラビア引退後、結婚、離婚を経て34歳になった今、あの頃とは違う魅力を放ち7年ぶりにここに帰ってきた。杉本有美の第3章が今始まる。
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――今回、週プレの撮影は実に7年ぶり！?
杉本 20代にはよく撮っていただいていたので、撮影前は成長をどう見せようかとかなり緊張しました。でも、いざ始まったらそんなことは全然考えなくて、昔に戻ったような感覚でした。
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前に、自分自身のプライドが全部なくなってしまったような時期があったから、撮影できることはとても幸せだなと改めて感じました。
――プライドがなくなってしまった時期というのは？
杉本 一度グラビアをやめて、結婚したぐらいの時期ですかね。前の事務所を辞めて約1年間フリーで活動しながら、アルバイトにも挑戦してみたんです。今までこの業界でしか働いたことがなかったので、自分がほかにできることを探したいという思いもあって。
――アルバイトってどんな？
杉本 知り合いの鉄板焼き屋さんで仕込みをしたり、鉄板を磨いたりしてたんです。
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――それは意外！
杉本 魚介類や大きな肉の塊を切ったりもしていて、すごく楽しかったんですよ。でも、そんなときに同世代のコたちがお仕事で活躍するのをSNSで見つけたりすると、自分が埋もれていって消えてしまうような感覚になり落ち込んだりもして......。
私はお芝居をやりたかったんですけど、一方ではグラビアでしか必要とされていなかったんじゃないかなと思って、自信がなくなったり。
――お芝居の現場でアウェー感を感じることもあったの？
杉本 そうですね。グラビアをやっていた頃はお芝居の現場で露出を求められたりすることもあって。周りや世の中から見られている私と自分がやりたいことにズレが生じてきて、しんどくなったりもしました。
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――結婚したのは何年だっけ？
杉本 2016年です。そして2019年に離婚しました。それで自分の中では環境を変えて再出発してみようと思って、今まで住んだことのない街に住んでみたり。
――生活も変わった？
杉本 変わりましたね。結婚する前は金銭的にはちょっと派手な生活をしたりもしてたんです。割とすぐタクシーに乗っちゃったりとか。でも30代になってからは遅くまで飲んだりすることもなくなりましたね。
――お酒は強いの？
杉本 弱くはないです。最近は芋焼酎にハマっていて調子のいいときだったらソーダ割りでまぁまぁ飲めますね（笑）。
――けっこう飲めるんだね。あと有美ちゃんといえば、関西弁は出ないけど実は関西人。
杉本 周りに関西人がいるとけっこう関西弁出るんです。私、話しかけづらい雰囲気があるみたいなんで、お芝居の現場とかではあえて関西弁を出して、「え、関西なの？」って言われるようにしたりとかも（笑）。
――有美ちゃんにとってお芝居の魅力って何？
杉本 そうですね......舞台は映像と違って全身を見られているし、ステージ上では見られていないときがない。2時間なら2時間ずっとその役でいないといけないので、そこを追求するのが楽しいんです。
――これまで一番印象に残っている舞台は？
杉本 初舞台で主演をやらせていただいた『中野ブロンディーズ』というミュージカルですね。稽古のときは毎日、泣きながら帰ってたんですけど、初めてステージに立ったときの興奮......緊張とアドレナリンとお客さんの反応がすごくて「えっ、何この感覚」って、それが忘れられないです。
――では、紆余曲折を経て週プレに帰ってきてくれた有美ちゃんから読者にメッセージを。
杉本 若さで勝負しようとは思っていませんが、いろいろな経験を経た自然体の私を見ていただけたらと思ってます。これからも見守っていてください。
スタイリング／吉永 希 ヘア＆メイク／佐々木恵枝
●杉本有美（すぎもと・ゆみ）
1989年4月1日生まれ 大阪府出身
身長168�僉〃豈娵拭�A型
◯2001年からモデルとして活動し、高校2年生で「三愛水着イメージガール」に選出され、それを機にグラビア活動を開始。スーパー戦隊シリーズ『炎神戦隊ゴーオンジャー』やNHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』などにも出演。出演舞台『Strange Island』が東京・新宿サンモールスタジオにて12月13日（水）〜20日（水）に公演予定。
公式X（旧Twitter）【@Sgmt_Yumi】
公式Instagram【@sugimotoyumi_official】
公式TikTok【@sugimotoyumi1989】
取材・文／西山麻美 撮影／細野晋司
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