![](https://news-image.mixi.net/article/176/176_20231125_930339_006.png)
慌てて手紙を確認しますが、どこのメーカーの何という消しゴムか、肝心のところが書いてありません。うっかり忘れてしまうくらい怒りに満ちていたのでしょうか。白い便せんに淡々と書いてある文字……怖いです。
![1_002](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1699509241-0e087908b8d7355e0226dcd5dcc2e064-1200x1600.png)
![1_003](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1699509250-7fb262062252e30c6a67926281782554-1200x1600.png)
本来なら「一緒に遊んでいただけで、リコは壊していないようなんですが……」と言いたいところです。しかし手紙の文面からして相手はかなり面倒そうな人だし、トラブルが泥沼化するのはどうしても避けたい。それにリコもまだ小1なので、言っていることが本当に正しいのか、リコの主観に寄りすぎていないのかも少し自信がもてません。
時計を見ると16時少し前。この時間ならまだ先生も学校にいるでしょう。これから電話をかけて、このことを話してみようと思います。
【第2話】へ続く。
|
|