鼻から刺され頭蓋骨に達した箸、5か月後に摘出される「気付かなかった」と男性(ベトナム)

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2023年11月29日 05:11  Techinsight Japan

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35歳の男性の鼻孔から摘出された折れた箸。頭蓋骨まで達していたが、男性は約5か月間も箸の存在に気付かなかったという(画像は『Báo Nhân Dân điện tử 2023年11月28日付「Cứu 1 người bị đũa đâm xuyên từ mũi lên não」(Ảnh Bệnh viện cung cấp)』のスクリーンショット)
ベトナム、クアンビン省の病院で今月24日、35歳の男性の鼻孔から折れた箸が摘出された。箸は約5か月間も鼻の奥に留まり、頭蓋骨にまで達していたが、男性が異物の存在に気付いたのは手術の直前だったという。ベトナムのニュースメディア『Báo Nhân Dân điện tử』などが伝えた。

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クアンビン省ボーチャック県に住むTさん(35)は24日、同省ドンホイの「ベトナム・キューバ・ドンホイ友好病院」で、鼻の奥に留まっていた箸の摘出手術を受けた。

Tさんは同病院を訪れる直前、鼻に痒みを感じ、鼻の中に何かが入っているような気がしてピンセットで取り出そうとしたという。ところがピンセットを入れてみると、大きな異物があることに気付き、家族が緊急治療室に連れていった。

Tさんは頭痛だけでなく、視力喪失、鼻から大量の液体が流れ出るなどの症状があったそうで、医師が脳のCT検査を行ったところ、鼻から刺さった2本の箸が頭蓋骨に達していることが判明した。また、頭蓋内に空気が溜まる「気脳症」を起こしていることも分かり、Tさんに事情を聞いたところ、こう明かしたという。

「約5か月前、酒を飲んでいる最中にけんかして、緊急治療室に運ばれました。ただその時は鼻に異常が見つからず、怪我の治療を受けて帰宅したんです。鼻を箸で刺されたことは全く覚えていません。」


驚いた医師はその後、鼻孔から内視鏡と手術用の道具を入れて手術を行うことを決意。2本の箸を摘出すると、副鼻腔と頭蓋内との間にできていた交通路を閉鎖した。

同病院の神経外科医によると、このようなケースは非常に稀とのことだ。手術は成功し、Tさんの体調は安定しているそうで、退院の日を心待ちにしているという。

ちなみに過去には南米コロンビアで、耳の激しい痛みを訴えて病院を訪れた女性の耳の中からゴキブリが発見され、摘出の様子を捉えた動画が拡散していた

画像は『Báo Nhân Dân điện tử 2023年11月28日付「Cứu 1 người bị đũa đâm xuyên từ mũi lên não」(Ảnh Bệnh viện cung cấp)』『Paula Avalos 2023年8月27日付TikTok「Malditas cucarachas」』『GoFundMe 2023年1月19日付「Help Luke Eat again」』『Ophthalmologist | Dr. Katerina Kurteeva M.D. | Newport Beach 2022年9月13日付Instagram「A rare occasion when someone “forgot” to remove contact lenses at night and kept on putting a new one in every morning.」』『The Sun 2021年6月28日付「NOSE FOR TROUBLE Woman finds TIDDLYWINK up her nose which has been lodged there for 37 years after taking Covid test」(Credit: STACY SQUIRES / STUFF)』『New York Post 2023年9月28日付「Man goes to hospital with stomach ache ― shocked docs retrieve 60 household items from his gut」(Jam Press Vid)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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