YouTubeで再ブレイクのビックスモールン、苦節20年の支えにオードリー若林の存在「恥を知れ、バカ野郎」

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2023年12月02日 08:40  ORICON NEWS

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'19年までオードリーと同じ事務所に所属していたビックスモールン(C)oricon ME inc.
 ’01年にゴン(48)、チロ(46)でコンビ結成。’19年からはグリ(32)が加わり、トリオとして活動しているビックスモールン。デビュー当初はバラエティ番組を中心に活動していたが、’19年頃からYouTube、TikTokでのネタ動画投稿に注力し、総再生数は30億回を超える。テレビ界での栄枯を経て苦節20年、ジリ貧生活も味わったというが、辛い時にいつも支えてくれたのは、元事務所仲間のオードリーの存在だったという。YouTubeヒット後の生活の変化、オードリーとの関係性、世界に向けた今後の展望について聞いた。

【画像】芸人YouTuber再生数ぶっちぎり1位! 世界で“29億回”再生されているビックスモールンのボディアート

■世界的人気YouTuberなのに、ぼろ家暮らし?「長尺で出してたら今頃大金持ちだった…」

――いまや芸人YouTubeチャンネルの中でダントツ1位の動画再生数を記録されていますが、反響を受けて生活に変化はありましたか?

【グリ】 僕は生き延びました(笑)。…というのも、YouTubeのショート動画が収益化される前に、電気も水道も全て止まってしまって。元々、ビックスモールンの2人に憧れて上京して、別の漫才コンビを組んでいたのですが、2人に影響を受けすぎて、相方と方向性が食い違い、解散してしまったんですよ。その後、弟子入りをお願いしたら、まさかのメンバーとして加入することになったのですが、本当にギリギリの所でショート動画が伸びたので、収益化がなかったら危なかったですね(笑)。

【ゴン】 僕らも当時、徐々にジリ貧の感じがあって、何か変えないといけないと思ってたんです。ネタがちょっと変わったぐらいじゃ大して変わらないけど、メンバーが1人増えると面白いかなって。そんなケース、なかなかないですからね。

【チロ】 僕は「ギャラが3等分になるから絶対いやだ」って反対したんですけど(笑)、結果的にトリオになって本当に良かったです。YouTubeはグリの若い頭脳がなければ、ここまで来れてないですから(笑)。

【ゴン】 ずっとやってきてみるもんだね、かなり助けられてますから。かと言って、こないだも内村光良さんやさまぁ〜ずさんが、テレビのロケで家に来てくれたんですけど、「人気YouTuberという割にぼろ家ですね」とか言われて驚かれて(笑)。長尺でこれだけの再生数いってたら、とんでもないお金が手に入っていたと思うんですけど…。

【チロ】 今日の取材も自転車で来てなかっただろうね(笑)。

■オードリーとは20年来の付き合い「本当に辛い時にかけてくれた言葉のセンスに脱帽」

――昨今の皆さんのご活躍を、オードリーの若林さんがよくテレビやラジオで話されてますよね。

【ゴン】 僕らを一番応援してくれているのが、オードリーのお2人かもしれないですね。もう20年以上の付き合いで、僕らが事務所にいた時、一つ先輩だったんです。事務所のネタ見せの後、一緒にご飯に行ったりして、最近も若林さんと2人で旅行に行きました。

全然お互いダメな時からもずっと知ってるので、若林さんには本当に影響を受けてて、色々相談もしたり。’17年、’18年にニューヨークのエンタメコンペティション「アポロシアター」のアマチュア・ナイトにチャレンジしたのは、僕にとって結構一大事だったんですけど、いっぱい頑張って貯めたお金を握りしめて挑んだものの、2回戦でまぁ普通に落ちて…。本当に辛くて、若林さんに「いつも皆さん応援していただいているのに落ちました」とラインで連絡したんですよ。

「よくがんばった」とか、労いの言葉を軽く期待してたんですけど、「恥を知れ、バカ野郎」って。さすがに僕、爆笑してたんですね。この話、文章だけで記事に載っても分かりづらいかもしれないんですけど、僕らの関係性があった上での、その言葉選びのセンスというのが、やっぱりずば抜けていて。実際元気になったし、確かに「いやいや頑張ったよ」って言われても元気にならないし、何も起こらないと思うんですけど、こういう時の一言って大喜利みたいなもんですよね。

そんな言葉が返ってくるなんて夢にも思ってないから、もう笑っちゃって。改めてお笑いってすごいなと思いました。しゃべくりの人ってやっぱすごいなって。あの時のことは強く印象に残っていて、忘れられないですね。

――YouTubeが跳ねた時も、すごく喜んでくれたのでは?

【ゴン】 めちゃくちゃ喜んでくれましたね。本当に優しい方なので、いつも気にかけてくれて、先週もラジオで僕らのことしゃべってくれたり。普通だったら、事務所を辞めてもう関係ないのに、何か恩返しをしたいなぁっていつも思ってますね。何も返せてないので。

――YouTubeでは、インドの方が20%、インドネシア、アメリカ、ブラジルなど、海外のチャンネル登録者が99.5%を占めているそうですが、世界に向けたお笑いと日本のお笑いはどういった違いを感じますか?

【ゴン】 僕は日本大好きなんですけど、日本のお笑いってやっぱりしゃべくり漫才。実際すごく面白いし、良いと思うんですけど、世界的に見ればすごくマイノリティですよね。日本語だけの日本語しか使ってない地域でしか通用しないので。だったら、非言語のお笑い、ノンバーバルでやってみたら、どのぐらいいくのかなっていう興味で僕らはやっています。

実はやってることは、20年前から全く変わってないんですよ。鳩時計もバスケも当時からやってることで、それをどうやって見せるか、見せる相手ややる場所を変えていくことで生存してきた感じですね。

――今後はどんな活動を予定されているのでしょうか?

【ゴン】 12月に、旅行客向けのインバウンドライブがあります。浅草とがっちり組んで、海外のお客さんに喜んでもらうことをやるライブで、僕らは浅草の漫才協会に所属しているので「漫才協会代表」として出ます。同じく12月に、国内外の子どもたちにエンタメを届けるボランティアイベントにも参加予定です。

【チロ】 ようやくそういう活動ができるようになったのも、YouTubeのおかげですね。前までは全く余裕がなかったので、気持ちにゆとりが出ましたね。

【グリ】 あとは、YouTubeを長尺になんとか移行できないかと思っています。収益性が全然違うので、長尺行ったらもっと楽になるなと。中には1年に4本ぐらいしか出してないで、生活できているような海外のYouTuberもいるので、夢がありますよね。今後は長尺で、もっと世界中で観られるような動画を目指していきたいです。


(取材・文=水野幸則)

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