ヤクルト・山田哲人は復活できるか…今季打率.231、直近4年平均も.251と不振

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2023年12月02日 13:24  ベースボールキング

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ヤクルト・山田哲人
◆ 「一時的な不調」とは言えない現状

 ヤクルトの山田哲人内野手(31)が1日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸5億円でサイン(金額は推定)。7年契約4年目の来シーズンへ向け「とにかくケガをしないように強い体を作って、一年間、しっかり戦い抜きたいという思いが強い」と意気込んだ。

 プロ13年目の今季は3月に開催された第5回WBCの日本代表に選ばれ、正二塁手として優勝に貢献。その勢いを3連覇を目指すチームに持ち込みたいところだったが、レギュラーシーズンは打率.231、14本塁打、40打点、4盗塁、OPS.721と苦しんだ。

 下半身のコンディション不良などが原因で出場は105試合。チームも借金26位の5位に沈み「個人としてもチームとしても成績が出せなかったので、悔しい思いが最初に思い浮かびます」と2023年を振り返った。

 これまで打率3割&30本塁打&30盗塁超えを同時に達成するトリプルスリーを、2015年、2016年、2018年と3度達成。2020年オフに7年総額35億円+出来高の大型契約で残留し、2021年からは志願してキャプテンを務めている。

 チームは2021年にリーグ制覇と日本一を成し遂げ、翌2022年もリーグ優勝し連覇を達成。しかし、山田自身は2022年も130試合の出場で打率.243、23本塁打、65打点、10盗塁、OPS.790と物足りない成績に終わっていた。

 コロナ禍で短縮シーズンとなった2020年も上半身のコンディション不良などに苦しみ、打率.254、12本塁打、52打点、8盗塁、OPS.766と低迷。翌2021年は34本塁打&101打点をマークし復活を印象づけたが、上記の通り直近2年は再び苦しんでいる。

 “ミスター・トリプルスリー”は2018年までに打率3割超えを4度達成したが、これ以降3割をクリアしたシーズンはなし。2020年以降の打率は.254→.272→.243→.231と推移しており、直近4年の平均打率は.251。打率低下に伴い、2019年まで4割台が当たり前だった出塁率も2020年以降は.346→.370→.333→.306と減少傾向にあり、もう「一時的な不調」とは言えない現状だ。

 ヤクルトファンからは「今オフは体を休ませる時間が多い。復活に期待」「このまま終わる選手じゃない」「もうひと花咲かせてほしい」と復調を望む声が挙がる一方、「こんなに早く衰えが出始めるとは思わなかった」「正直、このまま不良債権化しそう」など、復活に懐疑的な声も多く見られた。

 自身の復活とチームのV奪還へ「背中で引っ張っていきたいですし、そのためには自分自身がしっかりと成績を残さないといけない」とキャプテン。プロ14年目となる来季は大型契約に見合った活躍が求められる。

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