10人のチェルシーが逃げ切り成功！　ブライトン撃破で3試合ぶり白星…三笘薫は57分から出場

　プレミアリーグ第4節が3日に行われ、チェルシーとブライトンが対戦した。

　直近ではトッテナムを4−1で下し、マンチェスター・シティと4−4の撃ち合いを演じたものの、前節はニューカッスルに1−4と大敗を喫した暫定11位チェルシー。今節はリーグ戦3試合ぶりの白星を目指す。対する8位ブライトンは前節、退場者を出しながらもリーグ戦7試合ぶりの勝利を手にした。ヨーロッパリーグ（EL）でも決勝トーナメント進出を決めるなどチーム状態は上向き。今節は公式戦3連勝を目指す。日本代表FW三笘薫はベンチからのスタートとなった。

　序盤は拮抗した展開が続く。両チームともに攻撃時には後方からのビルドアップを試みつつ、守備時には前線からのハイプレスを敢行。中盤での激しい攻防が続くなか、セットプレーから先制ゴールが生まれる。17分、右CKを獲得したチェルシーはコナー・ギャラガーのキックがファーサイドに流れると、ブノワ・バディアシルが折り返したボールをエンソ・フェルナンデスが頭で押し込みネットを揺らした。

　勢いに乗ったチェルシーはサイド攻撃を起点にチャンスを作っていく。21分には再び右CKを獲得すると、ギャラガーのキックをファーサイドでニコラス・ジャクソンが折り返し、中央でレヴィ・コルウィルがヘディングで合わせる。シュートはDFにクリアされるも、ゴールラインを割っていたとして得点が認められた。チェルシーがあっという間にリードを広げる。ブライトンはなかなか攻撃のテンポが上がらず、シュートに持ち込めない展開が続く。

　その後もミハイロ・ムドリクのシュートが左ポストを叩くなど攻勢を強めていたチェルシー。しかし43分、ボックス右角付近でボールを受けたファクンド・ブオナノッテがカットインから狙い澄ましたシュートを突き刺し、ブライトンが同点に追いつく。45分には背後からスライディングタックルを敢行したギャラガーが2枚目のイエローカードを提示されて退場処分となった。前半はこのまま2−1で折り返す。

　後半の序盤はブライトンがボール保持率を高め、相手を押し込む展開に。57分には4枚替えを敢行し、三笘やジョアン・ペドロや攻撃的な選手をピッチに送り込む。対するチェルシーは61分、相手CKを直接キャッチしたGKロベルト・サンチェスのスローからカウンターを発動。ボックス内へ侵入したムドリクが背後からジェームズ・ミルナーに倒されPKを獲得した。これをE・フェルナンデスが沈め、リードを2点に広げた。

　ブライトンは左サイドに入った三笘が再三鋭い突破を見せるも、ラストパスが味方選手と合わないシーンが続く。数的不利のチェルシーはゴール前に強固なブロックを形成し、攻撃を跳ね返していく。90＋2分、ブライトンは左CKにジョアン・ペドロが頭で合わせ1点差に詰め寄るも、反撃はここまで。逃げ切ったチェルシーがリーグ戦3試合ぶりの白星を手にした。

　次節は6日に行われ、チェルシーはアウェイでマンチェスター・ユナイテッドと、ブライトンはホームでブレントフォードと対戦する。

【スコア】
チェルシー　3−2　ブライトン

【得点者】
1−0　17分　エンソ・フェルナンデス（チェルシー）
2−0　21分　レヴィ・コルウィル（チェルシー）
2−1　43分　ファクンド・ブオナノッテ（ブライトン）
3−1　65分　エンソ・フェルナンデス（PK／チェルシー）
3ー2　90＋2分　ジョアン・ペドロ（ブライトン）


【動画】10人のチェルシーがブライトンを撃破！