ジャニーズ事務所の性加害は2位-イメージが悪化した「不祥事ランキング2023」

宣伝会議は12月1日、広報・メディア対応の専門誌「広報会議」が実施した、2023年に発覚した企業や自治体、団体などの不祥事を対象とした「イメージが悪化した出来事」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は11月6日〜7日、20歳〜69歳の男女1,000人を対象に行われた。


同アンケートでは回答者に、2023年1月〜10月に発覚した不祥事15件のうち、著しくイメージダウンした出来事を上位3例まで選択してもらった。



その結果、1位は「ビッグモーター、保険金不正請求問題」(45.5%)となり、2位に「ジャニーズ事務所、性加害認める」(35.9%)、3位に「回転ずし店など、客による迷惑動画で対応に追われる」(26.2%)が続いた。

2023年は、企業の悪しき慣習や風土によって長年蓄積された事案が露呈した事件が上位にランクインする結果となった。公表が遅く当事者意識の欠けた対応も「隠そうとしている」「逃げている」と批判を浴び、イメージが著しく悪化している。



また、顧客によるイタズラ動画が炎上し不安を広げた事例もランクインした。



4位には「日大、アメフト部薬物事件と組織統治問題」(23.8%)、5位には「四谷大塚、講師が教え子を盗撮し逮捕」(9.2%)、6位には「楽天モバイル元部長ら水増し請求による詐欺で逮捕」(7.0%)、7位には「ペットショップCoo&RIKU、ずさんな管理を元従業員が告発」(6.8%)という結果に。



以下、吉田屋が販売した弁当による500人超の集団食中毒や、歌舞伎町タワー「ジェンダーレストイレ」への抗議殺到もランクインしている。（フォルサ）