国内アパレル関連大手23年11月度、冬物動き各社増収 ユニクロは8ヶ月ぶり客数増

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2023年12月06日 12:11  Fashionsnap.com

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 国内アパレル関連大手各社が11月度の既存店売上高を発表した。ファーストリテイリングの国内ユニクロ事業やしまむら、良品計画、アダストリアなど多くの企業では、月末の気温低下に伴い冬物商品が売れ行きを牽引し、前年同月比で増収となった。

 ファーストリテイリングの国内ユニクロ11月度は、気温低下に伴い冬物商品が売上を伸ばしたことに加え、月末に実施した年2回の大型セール「感謝祭」商戦が好調に推移したことで売上高が前年同月比10.0%増。3月以来前年同月比での減少が続いていた客数も同6.0%増で、8ヶ月ぶりの増加となった。担当者は「ちいかわや『アニヤ ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)』とのコラボアイテムも好評で、お客様が店舗に来店する動機になったのでは」と分析する。
 無印良品では、11月6日まで実施した会員向けセール「無印良品週間」が寄与し、前年同月比で22.6%増と好調に推移。中でも生活雑貨カテゴリーは、スキンケアおよびキッチン用品等の日用消耗品が貢献し、同38.0%増と売れ行きを牽引した。担当者は「『無印良品週間』で集客できたことが売上増につながった。12月の商況は見えない部分も多いが、引き続き市場を注視していきたい」とコメントした。
 しまむらでは、創業70周年を記念した「大創業祭」「大感謝祭」といったイベントが奏功。アウターなどの冬物衣類のほか、肌着や寝具・インテリアのカテゴリーでは高価格帯プライベートブランド「CLOSSHI PREMIUM」が好調で、売上高、客数、客単価ともに前年同月を超えた。
■2023年11月度 各社実績(すべて既存店ベース/前年同月比)
国内ユニクロ事業(既存店+Eコマース)売上高:110.0%客数:106.0%客単価:103.8%
しまむら売上高:104.3%客数:100.2%客単価:103.9%
良品計画(直営既存店+オンラインストア)売上高:122.6%客数:99.0%客単価:123.9%
アダストリア売上高:106.2%客数:100.4%客単価:105.8%
ユナイテッドアローズ(小売+ネット通販 既存店)売上高:118.2%客数:112.7%客単価:105.8%
ワークマン売上高:111.6%客数:107.8%客単価:103.5%
バロックジャパンリミテッド売上高:106.4%客数:110.7%客単価:96.1%
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