貴乃花の『ふるなび』CMが “怖い” と視聴者騒然、「絶対にカンペ見ているじゃん」な結果

《無表情で怖い》

《絶対にカンペ見てるじゃん。それでOK出したの!?》

　こんな言葉がSNSで向けられたのは、ふるさと納税サイト『ふるなび』のCMに出演している元横綱・貴乃花だ。10月28日から放映が開始された、CMの中身をのぞいてみると……。

「カワイイ」の声も

　ふるなび屋の店主に扮した貴乃花がフリップボードを手に、CMの主題歌を歌いながら画面左から登場。中央で止まってセリフを言うのだが、途中でカミカミになったとたん、カメラから目線を外し、カンペを見ているのが丸わかり。そこから画面右に、苦笑いしながら消えていく、という内容。視聴者からは、

「おちゃめでカワイイ」

「このグダグダ感がいいよね」

　という声がある一方、冒頭のような感想が多く見られるのだ。

　同社のCM出演歴が5年目を迎えた貴乃花だが、もともと彼の“演技力”については「セリフが棒読み」など、「？」がつく声が多かった。

　マスコミに配布されたプレスリリースを見ると、彼のCM起用の理由について、

《（ふるなびの理念と）貴乃花さんの「積極的に地方創生に取り組んでいきたい」という思いが合致したことで、実現いたしました》

　と説明している。

　今回は、新しいことに挑戦しよう、ということでカメラを回しっぱなしの「ワンカット撮影」で行われたそう。どこまでが“狙い”なのかは不明だが、どんな形でも注目を集めたことで、CMとしてある意味、成功しているのかもしれない。しかし、当の本人は別のことでも注目を集めている。

「今年8月に初恋の人と再会、スピード再婚をしていたことが報じられました。ところが再婚相手の長男が、貴乃花の個人事務所を立ち上げて現在の所属事務所『M』に対し、契約中のCMや広告の契約書を引き渡すことを要求。

　その上、事務所のホームページに掲載している貴乃花のプロフィール写真が、『肖像権侵害に当たる』と削除を求めてきたそうです」（スポーツ紙記者）

『M』と貴乃花の契約は来年1月まで残っていて、要求された側としては寝耳に水だったという。

　実は貴乃花の長男で靴職人・タレントの花田優一も『M』とタレント契約を結んでいたのだが、彼の不倫疑惑やトラブルが続いたことで'18年に契約を終了している。

　ふるなびのCMは『M』に所属し、貴乃花が芸能活動を始めた'19年から契約した、いわば記念すべき仕事だ。そんな仕事を世話した事務所に、親子そろって後足で砂をかけるように去っていくのだろうか。

「今回の移籍騒動は、実際、裁判沙汰になってもおかしくない状況です」（前出・記者）

　5年目を迎えたふるなびとの契約だが、次回、貴乃花出演の新作はあるのだろうか？　ふるなびに連絡を取ったが、

「後ほど担当者からご連絡させていただきます」

　という返事の後、締め切りまでに連絡がくることはなかった。これまでと違うことに挑戦したCMだが、自らの「新しい挑戦」は、波乱の幕開けになりそうだ─。