ブライトンがEL16強へ! マルセイユとの首位決戦を制す…フル出場の三笘薫は左サイドで存在感

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2023年12月15日 08:11  サッカーキング

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ブライトンの三笘薫(右)はフル出場 [写真]=Getty Images
 ヨーロッパリーグ(EL)・グループB第6節(最終節)が14日に行われ、ブライトン(イングランド)とマルセイユが対戦した。

 既にグループBからは、ここまで3勝1分1敗で2位のブライトン、3勝2分無敗のマルセイユの2位以内が確定。最終節ではグループBの“首位決戦”が実現した。ELではグループステージを首位で終えたチームがラウンド16へストレートイン、2位で終えたチームはチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージを3位で終えたチームとの決勝トーナメント・プレーオフを戦うフォーマットとなっているが、一足先に16強入りを決めるのはどちらのクラブとなるだろうか。

 ブライトンの三笘薫は左サイドの2列目でスターティングメンバー入り。数多くの負傷者を抱える苦しいチーム状況の中、ルイス・ダンク、パスカル・グロス、ジョアン・ペドロらとともに先発に名を連ねた。一方、マルセイユはジョナタン・クラウス、アミーヌ・アリ、ピエール・エメリク・オーバメヤンらがスタメンに入った。

 試合は15分、マルセイユはセットプレーの流れから連続して攻撃を続けると、ペナルティエリア手前右寄りの位置で前を向いたクラウスが左足を振り抜く。シュートはディフレクションしてクロスバーを叩いた。対するブライトンは18分、敵陣でダンクからのロングフィードを収めたJ・ペドロのドリブルは阻まれたものの、セカンドボールを三笘が回収。左からカットインして自ら右足で狙ったが、シュートはGKパウ・ロペスの正面へ。

 その後はブライトンがボールを握って試合を進めると、41分には右サイドから崩しにかかる。敵陣ペナルティエリア手前で前を向いたヤン・ポール・ファン・ヘッケから、シモン・アディングラを経由し、内側を駆け上がったグロスがマイナス方向へ折り返す。待っていたJ・ペドロが相手をかわして左足でフィニッシュまで持ち込んだが、シュートはGKの正面となった。前半はこのままスコアレスで終了している。

 後半に入ると、ブライトンは48分にビリー・ギルモア、マルセイユは51分にオーバメヤンがシュートシーンを迎えたものの、いずれも均衡を破る一撃とはならない。49分にはファクンド・ブオナオッテからのスルーパスで三笘が左サイドを抜け出したものの、クロスボールは味方に合わなかった。

 一方、マルセイユは59分、オーバメヤンのポストプレーから左サイドのアリにボールが渡ると、アリは大外を駆け上がったミッチェル・ムリージョを使う。ペナルティエリア手前でアリがムリージョからのリターンパスを受けると、細かいタッチから右足一閃。ニアサイドを狙った一撃はポストに嫌われた。

 ブライトンは63分、三笘が左サイドで魅せる。得意の切り返しからの縦突破で相手を置き去りにすると、マイナスへの折り返しがブオナオッテに届いたが、ボールが足元に入りすぎてフィニッシュまでは持ち込めない。

 スコアレスのまま試合は終盤に突入したが、ブライトンは徐々に決定機の数を増やしていく。86分、中央に絞ってボールを引き出した三笘がドリブルでスペースを前進。相手を引きつけて横に流すと、エヴァン・ファーガソンが右足で狙ったが、ミドルシュートは枠を外れた。

 続く88分にはブライトンが再びゴールに迫る。敵陣中央で細かくパスを繋ぐと、アダム・ララーナからのパスを受けたグロスがダイレクトでボックス内にパスを差し込む。待っていたJ・ペドロが右足を振り抜き、強烈な一撃を突き刺した。土壇場でブライトンが試合を動かしている。

 試合はこのままタイムアップ。最終節を白星で飾ったブライトンがグループBの首位に躍り出て、ラウンド16へのストレートインを決めた。三笘薫はフル出場で勝利に貢献している。一方、マルセイユは決勝トーナメント・プレーオフ経由でのラウンド16進出を目指すこととなった。

 この後、18日には決勝トーナメント・プレーオフの組み合わせ抽選会が予定されている。

【スコア】
ブライトン 1−0 マルセイユ

【得点者】
1−0 88分 ジョアン・ペドロ(ブライトン)

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