激闘の中で放たれた復活弾からルーキーの2連弾まで!劇的な逆転ゴールをピックアップ

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2023年12月17日 08:11  TVerプラス

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12月16日に放送されたサッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系、毎週土曜24:25〜)は、毎年恒例の「FOOT×BRAINアウォーズ」を開催。今シーズンのサッカー界で起きた出来事を部門ごとに分け、番組独自の視点で表彰した。

2週連続企画の前半戦となる今回は「ドラマが続々!劇的逆転ゴール部門」と「待ってました!選手と触れ合えるクラブイベント部門」の大賞が決定した。まずは、芸能界一のサッカー通であるゲストの平畠啓史が「今年もやっぱりJリーグらしく最後までわからない面白さがあった。最終節に近づいていくと、ドラマチックなゲームが必ず出てくる」と、今シーズンのJリーグを総括。MCの勝村政信も「最後は降格圏の方が盛り上がったりしますからね」と同意した。

今シーズンのJリーグを象徴するのが、逆転勝利の多さ。J1では306試合中45試合と、昨シーズンの32試合と比べると、およそ1.5倍も逆転勝利が増加。実際に調べてみると、J1からJFLまで、歴史にも記憶にも残る数々の逆転ゴールが生まれていた。

そんな逆転ゴールを表彰する「劇的逆転ゴール部門」では、3チームがノミネート。まずは、J2のモンテディオ山形が選ばれた。大混戦となった今シーズンのJ1昇格プレーオフ進出争い。最終節でプレーオフ進出の切符を賭け、勝ち点で並ぶヴァンフォーレ甲府と直接対決に臨んだ山形は、甲府に先制されてしまうものの、試合終了10分前にPKで同点となり、アディショナルタイムで逆転ゴール。J2史に残る大逆転劇を生んだ。

また、JFLからはヴィアティン三重が選出。6試合勝利から遠ざかっていた三重は、ラインメール青森FCとの試合でも、悪い流れを断ち切れず、前半に先制を許してしまう。点が取れないまま、迎えた後半40分。投入された身長190cmの19歳ルーキー・石井大生が後半アディショナルタイムで同点ゴールを決めると、そのわずか28秒後に今度は足技で相手を翻弄して逆転ゴール。センターバックにも関わらず、ストライカーさながらの活躍をしてみせた石井に対し、解説の北澤豪は「FWでいいやろ。センターフォワード」と指摘した。

しかし、この2チームを抑えて、勝村が大賞に選んだのは、J1で優勝争いを繰り広げた横浜F・マリノスだった。6月の柏レイソル戦では、両者壮絶な撃ち合いとなり、首位をキープしたいマリノスが土壇場で同点ゴール。引き分けかと思われた試合終了25秒前、大怪我から復活した宮市亮が逆転ゴールを決め、撃ち合いに終止符を打った。

度重なる怪我に悩まされた宮市の“復活弾”に、北澤は「俺も前十字靭帯切ってるから気持ちはわかる。もう何回も切ってるわけだよね。その上での復帰だから。で、ゴール決めちゃうわけでしょ。泣きますよ」と心に響いたことを伝え、平畠も「見てる側は宮市選手の背景も頭に入って見ていて、あのゴールなんで、本当に感動的」と説明した。

続いて、ファン感謝イベントを表彰する「クラブイベント部門」でも3チームがノミネート。コロナの影響により、リモートが主流だったファン感謝イベントが、今年から4年ぶりに対面で復活。各チームともファンを喜ばせるための様々な取り組みを行っているが、大分トリニータでは恋人や夫婦など、カップルを1組招待し、特別席で観戦できる企画を実施。新規ファンの獲得につなげていた。

一方、アルビレックス新潟では、選手とファンが一緒に楽しむ運動会で大盛りあがり。ゲストとしてイベントに参加した平畠は「けっこう人もたくさん来てましたし、選手がみんなすごい前向きなんですよ。どの選手も」と報告した。

また、松本山雅FCでは、4年ぶりにカフェトークが再開。クラブ誕生のきっかけになった“聖地”の喫茶山雅では、チーム屈指の人気を誇るミッドフィルダーの山口一真と、ファン約40人による交流イベントが開かれた。

このノミネートされた3チームから大賞を決める前に、平畠による「平畠賞」も発表。平畠が選んだのは、川崎フロンターレのメーカブーのお披露目セレモニーだった。メーカブーとは、フロンターレのマスコット・カブレラと、岩手県陸前高田市のマスコット・たかたのゆめちゃんの間にできた子どものこと。平畠が「カブレラとゆめちゃんが実は、マスコット同士、結ばれまして」と説明する通り、2022年4月23日にカブレラとたかたのゆめちゃんが結婚。翌年2023年4月23日に第一子となるメーカブーが誕生する。

まさかの出来事に、勝村も「これJリーグ始まって以来じゃないですか。っていうか、マスコット界はじまって以来じゃないですか?」と驚いていた。ゴスペル隊がメーカブーの誕生を祝い、ドローンまで飛び出すセレモニーの模様に衝撃を受けた勝村は、「クラブイベント部門」の大賞にも、ノミネートされていなかったメーカブーのお披露目セレモニーを選出。「もう勝てない。みんなよかったけど、メーカブーのインパクトすげえ、すげえよ」と感心していた。
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