日本発の地方創生型ラグジュアリーブランド「JMC」のブランドショップ店内が初公開、内装は森田恭通が担当

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2023年12月22日 15:01  Fashionsnap.com

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 日本発の地方創生型ラグジュアリーブランド「ジャパン マスタリー コレクション(JAPAN MASTERY COLLECTION、以下JMC)」が、羽田空港第3ターミナルにブランドショップ1号店を12月22日にオープンした。

 JMCは、「日本各地の優れた素材、技術、感性を100年後も存続させる」ことをテーマにプロジェクトが発足。元三越伊勢丹ホールディングス社長で、現在は日本空港ビルデング傘下 羽田未来総合研究所社長の大西洋氏が旗振り役を務めている。
 ブランドショップ1号店は、羽田空港第3ターミナルの3階に出店。国際線に搭乗する人が出国手続きを済ませた後に行き交う出国エリア内で、近隣では「ディオール(DIOR)」国内初の空港免税店「ディオール 羽田国際空港」などが営業している。

 売り場は、「トラベル」「上質な日常」「趣味」「ジャパンラグジュアリー」といった4カテゴリーを展開する常設エリアと、同エリアに隣接し、時期変わりでそれぞれテーマを設けアート作品などの展示販売を行う「プロモーションエリア」に分かれている。日本の伝統と現代の技術を掛け合わせた計400型を揃え、そのうちの1〜2割をJMCオリジナル商品として展開している。

 店頭では、百貨店クオリティの接客訓練を受けたスタッフを配備し英語・日本語・中国語に対応したサービス体制を整えるほか、商品のそばに読み取ることで作り手の顔を見ることができるQRコードを設置し、商品に込められた思いや地域の魅力などを紹介。顧客に地方への興味を持ってもらい、東京から地方へ観光客を送出することが狙いだ。

 内装は、グラマラス(GLAMOROUS co., ltd.)の森田恭通が担当。日本の魅力をラグジュアリーな世界観で表現するため、金属のバーに漆の装飾を施して壁面上部を飾りつけたほか、店内の床は「瓦」から着想を得たタイルで統一した。店内には、高額商品の接客などに使用するフィッティングルーム兼フリースペースを設けている。

 12月22日の朝7時にオープンした同店だが、既に外国人観光客がライフスタイル用品や焼き物などを購入。同日11時時点で数十万円ほどの売上が立っており、「売れ行きやお客様の反応は上々」(店舗担当者)だという。ライフスタイルグッズに人気が集中している点が課題とし、今後は売り出していきたいファッションアイテムのカテゴリーを手にとってもらえるような施策を検討していくとしている。

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