<過干渉?>【後編】言われないと気づけないかも?世間話のつもりでも子どもにはウザい件

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2023年12月23日 21:30  ママスタセレクト

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前回からの続き。投稿者さんには大学生の息子さんがいます。息子さんから「今日は友だちとご飯に行くから夕飯はいらない」などの報告を受けると、「何を食べるの?」「誰と遊ぶの?」と聞いていた投稿者さんですが、先日息子さんから「いつまで報告義務があるの?」と言われてしまいました。投稿者さんとしては報告義務を課していたつもりはなく、ただ親子間でのコミュニケーションとして聞いていたため、息子さんとの思いの差にショックを受けたそうです。ママスタコミュニティのママたちのなかには、同じように子どもの交友関係について聞いて嫌がられてしまった……という人もいました。その一方で「食事の有無や泊まりかどうかが分かれば、それ以上は何も聞かない」とのスタンスでいるママたちも少なくないようです。

聞かれたくない相手だったのかも



ある可能性を指摘する声もあがりました。
『晩御飯用意してもらってるなら必要かどうかの連絡はしてもらわなきゃ困るけど、誰と何食べるとか聞かれたら面倒だと思う。彼女って言ったら、より面倒くさそうだし』
投稿者さんの息子さんは大学生とのことですし、恋人がいる可能性もありますよね。もしも恋人とデートの約束をしていたのならば、親にすべてを報告するのは面倒だと感じるかもしれません。もちろん親子間で恋愛事情についてあけすけに話しているという場合もあるでしょう。しかし子どもから何も話してこないのであれば、恋愛事情についてあれこれ聞かれるのは「面倒くさい」と思っているのではないでしょうか。筆者も学生時代を思い返すと、親に恋人の話などは照れくさくてできませんでした。適当に誤魔化せるタイプであれば、親の質問もやんわりとかわせそうですが、ウソがつけないタイプだと余計に聞かれたくないことを聞かれるのは億劫に感じるものかもしれませんね。

もしものときのため、把握しておきたい

『私ずっと親に言ってたし、私自身も把握しておきたいな。東日本大震災のとき、連絡取れないし帰れないしで家族が不安だったから、気にせず連絡してた。今は旦那とも必ず報告しあっているよ』
災害の経験から家族の行き先はしっかり把握しておきたいと言うママもいました。確かに、地震などの災害はいつなんどき起こるか予想できません。もしものときを考えて、子どもや旦那さんの行き先や一緒にいる相手を知っておきたいと思うのは、おかしなことではありませんよね。過保護や詮索ではなく、安否確認のためということを事前にしっかりと伝えておけば、子どもも必要な情報は知らせてくれるようになるかもしれません。

成長の時期だと割り切ることも必要

『親は子どもと話すのが楽しいから日常会話を楽しんでるつもりで、子どもは親と話しても楽しくないから義務感で答えてるって感じかな? どっちが悪いというより、成長してひとり立ちの時期が来てるんだなぁって思う』
『私も、子どもたちが高2から大学1年の間くらいに同じようなことを言われたよ。本当に無自覚で軽ーく聞いてたからビックリしたけど、ハッキリ言ってくれなかったら気付けなかったと思う』
世間話のつもりが息子さんにとっては報告を義務づけられているように思われていたという、今回の問題。投稿者さんと息子さん、どちらが悪いというわけではないとの意見も寄せられました。“友だち親子”という言葉もありますが、本当に友だちのように何でも話せる関係というのは難しいのかもしれませんね。「親にそこまで報告したくない」と子どもから言われては、親としてもショックでしょう。しかしそれもまた成長の証だと考えると、喜ばしいことだと思えるのではないでしょうか。むしろ子どもがハッキリと意思表示をしてくれたことで、より良好な親子関係を築いていけるかもしれません。

わが子の言葉で気づいたこと



ママたちからの意見を聞いて、投稿者さんは息子さんと話をしたようですよ。
『私は大人対大人の友だちに近い関係での雑談の範囲だったんだけど、息子にしてみたら親子として答えていたのだなと。息子には「外泊するのか、夕飯はいるのかを知りたいからそれは教えてくれたら助かる。誰と? は雑談として付け加えていたよ。ごめんね」と話した。干渉する親にはなりたくなかったので、話してくれてよかった。これまでのこと、反省しました』
投稿者さんの考えを述べたところ、息子さんも報告義務があったわけではないと分かり「じゃあ毎回友だちとって言っておけばいいのか」と安心してくれたようです。きっと息子さんと投稿者さんはこれまでも、いろいろなことを話す仲の良い親子関係だったのでしょう。だからこそ息子さんは、聞かれたことはちゃんと話さなければ……との義務感を抱くようになったのかもしれません。投稿者さんの思いが分かったことで、息子さんも気が楽になったのではないでしょうか。今後は息子さんが話したいとき、投稿者さんが息子さんに聞いてほしい話などを、友だちのように話せる親子関係になると良いですね。またもしものときを考えて行動を把握しておきたいという場合は、あらかじめ家族間で災害時の連絡や避難場所などを共有しておくと困らないのではないでしょうか。

文・みやび 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko

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