![](https://news-image.mixi.net/article/176/176_20240118_964361_013.png)
お子さんが親と別行動するようになり「GPSを持たせることにした」という話は聞きませんか? 相手の行動が把握できて便利なGPSですが、わが子ではなく夫婦間で利用している人はどれくらいいるのでしょうか。今回ママスタセレクトでは「夫婦間でGPSアプリなどを使い、お互いの位置情報を共有していますか?」というアンケートを実施しました。選択肢には「している(以前していた)」「していない(してみたいと思う)」「していない(ありえないと思う)」「その他」の4つを設定。767人のママたちから回答が寄せられました。
過半数のママが「夫婦間で位置情報の共有はありえない」
![202312_夫婦間のGPSについて](https://image-select.mamastar.jp/interspace/wp-content/uploads/1703643542-64c585ee2429bac7dda3eae0c0794ef7-1200x900.png)
もっとも多かった回答は「ありえない」を選択したママたち。435人、56.7%と全体の半数を超えました。その理由はどこにあるのでしょうか。
お互いのプライベートを尊重したい
『夫婦といえどもプライベートはある』
『プライベートに踏み込みすぎるのは良くないかなって思う』
『夫婦である前に一個人。そこまで行動を把握し合う必要はない』
|
|
監視されている……?
『監視されているようで嫌だ』
『そこまでして把握されたくないし、自分もしたくない。常に監視してる側になりたくない』コメントには「監視」という、少々刺激的な表現も出てきました。
たしかに活用しているママのなかには、
『夫が信用できないから』
|
|
「している(以前していた)」ママは2割近くに
一方で、140人、18.3%のママは「以前していた」と回答。そこには大きく3つの理由がありました。
旦那さんの帰宅する時間を把握したいから
『帰宅時間が予測できるからです!』
『夕飯の仕上げをするタイミングを図るため』
『何時に帰ってくるの? と連絡するのが面倒なのと、晩ご飯の支度のタイミングのため』
|
|
スマホを紛失したときのため
万が一、スマホを紛失してしまったときに備えている家庭もあるようです。
『私が過去にスマホを紛失したことがあるから』
『旦那がスマホなくすから』「スマホを旅先でなくしてしまい、連絡がつかなくてもとても困ったから」という経験談もありました。”備えあれば憂いなし”ということでしょうか。
位置がわかることで安心を
『お互いに安心できるから』
『子どもたち(小学生)に、大人の居場所がわかるように家族全員登録してある』
『子どもも含めて家族で位置共有している』「安心のために共有している」というお宅は夫婦間だけでなく、家族間で位置情報を共有しているパターンもあるようです。
2割弱のママは「してみたい」に
夫婦間の位置情報の共有を「今はしていないが、してみたい」と考えるママは122人、15.9%に。理由は「している(以前していた)」を選択したママたちとほぼ同じで、「スマホを紛失したときに便利そう」「夕飯の支度のために活用したい」というコメントが多く寄せられました。
また「その他」を選んだママは全体の9.1%。
『している人の理由が知りたいです』
『お互い共有する気持ちがない』など、いずれも現段階では必要性を感じていないようです。
GPSアプリ等の導入には夫婦間の共通認識が必要
今回のアンケートでは「していない(ありえない)」と答えたママが半数を超えました。その背景には「お互いのプライバシーを尊重したい」という気持ちが強くあるようです。
一方で「利用している」または「利用したい」と考えているママたちからは「便利だから」「安心のため」という2点の理由が聞かれました。そこには、家族に温かい食事を提供したいという気持ちや、子どもにGPSを持たせるのと同じように、相手の安全を確認したいという、いずれも「相手を思うからこそ」の理由がみてとれます。前述でも触れたように「監視のため」といったようなマイナスな理由ばかりではないということですね。
『便利だと思う。話したことないから伝えてみようかな!』このアンケートを受けて、GPSの活用を検討し始めたママもいました。
便利な点もあるGPSですが、夫婦にも親子にも「共有するべき領域」と「個人が尊重されるべき領域」があるでしょう。導入にあたるには夫婦間、家族間での意思確認と共通認識が必要といえそうです。
【アンケート概要】
総回答数:767票
調査方法:インターネット
調査月:2023年12月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
【人気】の記事:ほかにもママたちの気になる回答結果は……?
文・編集部 イラスト・Ponko