ニッサン／NMC、GT300に参戦する2台の体制を発表。佐々木大樹と平手晃平が加わる強力体制に

　1月18日、日産自動車と日産モータースポーツ＆カスタマイズ（NMC）は、2024年のスーパーGTのチーム体制を発表した。GT300クラスでは、ニッサンGT-RニスモGT3を使用するオフィシャルパートナーチームの2チームの陣容が明らかにされた。

　GT300クラスの中でも実績、ポテンシャルともに多くのユーザーに愛用されているニッサンGT-RニスモGT3。2024年に向けては、オフィシャルパートナーチームとしてKONDO RACINGが継続。ヨコハマタイヤとジョアオ・パオロ・デ・オリベイラの起用は変わらないが、新たにGT500クラスで長年戦ってきた佐々木大樹が加入。チャンピオン獲得を目指していく。佐々木とオリベイラが組むのは2017年以来だ。

　そして、新たにオフィシャルパートナーチームとして決定したのが、2022年にスーパー耐久ST-Xクラスでチャンピオンを獲得し、すでに2024年からのスーパーGT参戦を表明しているHELM MOTORSPORTSだ。タイヤはヨコハマを履き、2023年までGT500クラスに参戦し、二度のGT500王者を誇る平手晃平をチームに迎え、平木湧也と平木玲次の兄弟というラインアップで臨む。またスーパー耐久のコメンタリーでもお馴染み、福山英朗氏が監督に迎えられた。

　GT300やスーパー耐久に参戦するカスタマーチーム、GT4プログラム及びその他の活動については、後日発表される。ニッサンのモータースポーツビジネスユニットヘッドも務めるNMCの片桐隆夫CEOは、「GT300クラスにおいてもニッサンGT-RニスモGT3でのシリーズチャンピオン奪還を目指し、契約ドライバーの派遣を含め、両チームに包括的な支援を行います」とコメントした。

ニッサンGT-RニスモGT3
2024年GT300オフィシャルパートナーチーム体制
No.TeamDirectorDriverTyre56KONDO RACING近藤真彦佐々木大樹／ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラヨコハマ62HELM MOTORSPORTS福山英朗平手晃平／平木湧也／平木玲次ヨコハマ
※HELM MOTORSPORTSのカーナンバーは現在申請中