Image by: iroha TENGAが運営する女性向けセルフプレジャーアイテムブランド「イロハ(iroha)」が、ブランド誕生10周年を振り返る記念展「iroha 10th Anniversary concept STORE 〜見てさわって買える iroha展〜」と題したコンセプトストアをオープンした。東京・有楽町マルイが展開する、期間限定ショップの集積エリア「コンセプトショップス」で1月31日まで開く。これを記念し、アンバサダーを務めるモデル・俳優の水原希子がトークショーに登場。セルフプレジャーのこれまでと、未来の姿について語った。
イロハは、「女性たちが自分のために、安心して使えるもの」として、一見セルフプレジャーアイテムとは思えないような見た目や優しい色みの製品を揃え、2013年3月3日にデビュー。10周年となった2023年には、女性という性別を超えて、ひとりの人間としてもっと楽しんでほしい、自分らしく生きてほしいという思いを込め、ステートメント「LOVE MY COLOR きもちよさを、自分らしく。」を掲げ、新たな一歩を踏み出した。
水原は2021年、自身が企画・出演・監督を務めるエンターテインメント番組「キコキカク」でイロハの特集を組み、製品の特徴や開発秘話などを発信するなど、フェムテックについて水原自身として発信してきた。そんな活動を通じ昨年、イロハのアンバサダーに就任した。「この活動で、少しでも女性の性についてオープンに話せるきっかけを作れていたら嬉しい」とコメント。広報の犬飼幸氏によると「昨年は新聞社にイロハの広告を出すことが実現しました。水原さんと活動していくことで、女性の性について発信することが、少しずつハードルを超えていけることにつながっていると感じています」と水原の起用がフェムテックの認知拡大にも寄与しているとした。
またイロハと水原は昨年7月に「イロハ マイ ルリ(iroha mai RURI)」、10月に「イロハ プチ コーラル(iroha petit CORAL)」のコラボレーションアイテムを発売。プロダクトについて水原は、「女性の性は、海やクジラなどの神秘的なイメージとぴったりだと思っています。プロダクトは自分の夢を全て詰め込むことができましたし、製作もとても楽しかったです」と振り返った。
また、二宮レディースクリニック院長で泌尿器科専門医・指導医の二宮典子医師を交えた「セルフプレジャーのメリット」などを題材にしたトークセッションでは、女性性機能外来の代表的主張などについて話が進んだ。二宮医師によると「性交痛、性欲低下、オーガズム障害の3つが代表的な主張で、イロハのプロダクトは基本的に全てに応用でき、女性に常に寄り添ってくれるアイテムだと思います。イロハ プチは見た目も可愛いですし、外来での患者さんにすすめる頻度が高いです」と語った。女性のセルフプレジャーのメリットについては、「リラックスやストレス発散、睡眠の改善、集中力の向上、膣や隠部の乾燥予防など、さまざまなことに良いとされています」と二宮医師。水原は驚いた表情を見せ、「初耳の情報ばかりで驚きました。今の話を聞くと、より伝えていかなければと思います。ハードルが高いところもありますが、自分と向き合う行為でもあるので、抵抗感や嫌悪感のようなものを感じている人に対して、『恥ずかしくないんだよ』ということを多角的に伝えていく必要があると思いました」と発信の重要性を語った。