“救世主”となるべく気合十分の堂安律「チームが悪くなったときに僕が必要となってくる」

　AFCアジアカップカタール2023・グループD第3節のインドネシア代表戦を24日に控えた日本代表。インタビューに応じたMF堂安律（フライブルク／ドイツ）が同試合に向けた決意を明かした。

　前節のイラク戦に敗れたことで、連勝記録が「10」で途絶えた日本代表だが、堂安は「自分はどこかで止まるのはわかっていました」と冷静な様子。「（チームの状況が）良い時は基本的に活躍しやすい環境にあると思うんで、チームが悪い時に、いわゆる活躍しにくい環境で誰かが立ち上がって活躍できれば、まさにチームを助けるかだと思うんですけど、そういう選手でありたいなと思います」とインドネシア代表戦に懸ける強い意気込みを口にしている。

　また、「みんな日韓戦があるんじゃないかとか、いろいろ話をしていますけど、まだ決まってない」とコメント。「インドネシアだってベトナムに勝っていて、その相手に俺らは苦しんでいて。インドネシアも勝てば（グループステージ突破の）可能性があるなかで、もう先を見ている場合じゃないと思う」と危機感を示しつつ、「森保さんはいつも言っていますけど、1試合1試合やっていく中で先に優勝があるというのは、それは本当に今必要なことだと思うので、目先の試合に集中して、そこから先を考えたいです」と自身の考えを打ち明けた。

　一方、ここまでの2試合が途中出場となっている点については、「悔しさはもちろんありますし、自分が出たらできるという思いを持ちながら見ていますけど、もちろん監督の決断ですし」と指揮官の判断を尊重。「大会前までは全選手コンディションが良かったなか、いわゆるチームが良いという状態だったので、それを替えづらいだとか、むしろ調子が良いのに変えられる選手は理解できないと思うので、僕は状況を理解していました」と述べつつ、「ただ、チームが悪くなったときに、僕が必要となってくるというのは、皆さんも、自分のメンタル的にもわかっているんで、自分がやってやろうと思っています」と力強く宣言している。