板倉滉、ケガの心配も「2日あるのでたぶん大丈夫」　チームの守備にも大きな自信「引き締まった試合ができた」

　日本代表は31日、AFCアジアカップカタール2023・決勝トーナメント1回戦でバーレーン代表と対戦し、3対1で勝利した。試合後のミックスゾーンで、日本代表の板倉滉（ボルシアMG／ドイツ）が取材に応じた。

　グループステージ最終節のインドネシア戦でメンバー外となった板倉だが、決勝トーナメント初戦のバーレーン戦では無事に先発復帰。しかし、後半アディショナルタイムに相手選手と空中で競り合った際に足を痛めていた。

　ただ、試合後に板倉は、足の状態について「たぶん大丈夫です」と報道陣に語り、「最後はあんまり力が入らなかったですけど、2日あるのでたぶん大丈夫だと思います。（痛めたのは）左足で、たぶん打撲だと思います」と、現時点ではあくまで軽傷だと感じ、3日に控える準々決勝でも問題なくプレーできそうだという感覚を明かした。

　非常に安定したプレーで最終ラインを支えた板倉。試合を振り返り、「相手の特長はハッキリしていたし、フォワードに身長が高くて競り合いの強い選手がいるのは分かっていたので、まずはなるべく競り合いになる前にポジショニングで優位に立ちたいと思っていました。ラインコントロールも含めて、非常に引き締まった試合ができたかなと思います」と、満足感を示した。

　そして、チーム全体のパフォーマンスについても、「グループステージを経て、より一層、ポジショニングは大事になるとミーティングして入った試合だったので、非常に引き締まったコンパクトな試合ができたと思います」と手応えを口にし、「もちろん、1対1で勝てた部分も、負けてしまった部分もありますけど、何が大事かといえば、周りの選手がそのあとの準備をしていることだと思うので、そのポジション取りも非常に良かったと思います。セカンドボールは基本的に日本の方が取れていたと思いますし、（相手に）そらされたあとのポジショニングもよかったので、そのままやられる場面もなかったと思います」と、今後につながる自信も手に入れられたようだ。

　チームとしては、セットプレーから失点を喫し、今大会初のクリーンシート達成はならなかった。ただ、それでも板倉は「ゼロで終わりたかったのは、守備陣としてもちろんありますけど」と前置きしたうえで、「失点が起こることはチームとしてあり得るし、そこは反省して次につなげたいと思います。それ以上に難しい展開になった中でも、自分たちがもう1点取れたことを評価して良いんじゃないかなと思います」とコメント。反省点を語りながらも、試合内容をポジティブに捉えていた。

　日本代表の次戦は2月3日（土）20時30分キックオフ。準々決勝でイラン代表対シリア代表の勝者と対戦する。