舞台『未来少年コナン』主演は加藤清史郎 成河・門脇麦らと共演で「タンクトップと短パンが似合うように」

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2024年02月02日 18:00  ORICON NEWS

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舞台『未来少年コナン』コナン役の加藤清史郎
 舞台『未来少年コナン』(東京芸術劇場プレイハウスで5月28日〜6月16日上演)のキャスト情報が発表された。主演となるコナン役を加藤清史郎、コナンの相棒となるジムシー役を成河、コナンと出会い葛藤しながら心が揺れ動くモンスリー役を門脇麦が担当する。

【画像】顔そっくり?出演する舞台『未来少年コナン』キャスト陣6人

 そのほか、どこか憎めない自由を求める海の男・船長ダイス役を宮尾俊太郎、コナンと対峙する影の独裁者レプカ役を今井朋彦、コナンの育ての親おじいと、ラナの祖父ラオ博士の二役を椎名桔平が務める。

 『未来少年コナン』は、1978年4月4日から10月31日まで、NHK総合テレビで放送された全26話のテレビアニメシリーズで、当時37歳の宮崎駿氏が初めて監督した作品。NHKがテレビ開局25周年を記念して制作されたNHK初のアニメ番組としても知られている。

 原作は1970年にアメリカのアレグザンダー・ケイの作品『残された人々』(邦題)。原作の全編に貫かれている暗いイメージには沿わず、原作を大幅に変えてもいいという条件で宮崎氏が監督を引き受け、全面的に改訂された物語には、キャラクターデザインに大塚康生氏を抜てきし、青い空と海のもと、ひたすら明るく、信念に基いて行動する主人公が生み出された。

 物語は最終戦争で地球が荒廃し、人類が絶滅の危機となった20年後、ようやく自然がよみがえってきた世界が舞台。「のこされ島」には、おじいとコナンが2人だけで暮らしていたが、ある日少女ラナが島に流れ着く。ほかにも人間が生きていることを知って喜ぶが、未来都市インダストリアの兵士たちがやってきて、ラナはさらわれてしまう。ラナを助けるため、コナンの大冒険が始まる…というストーリー。

 躍動感あふれる描写や、世界観など、その後の宮崎駿作品へと受け継がれている要素がぎっしり詰まった名作として知られており、地震や津波などの自然災害や戦争、エネルギー問題なども物語に取り入れるなど、現代にも刺さるテーマを冒険活劇として表現し、子どもから大人まで老若男女問わず長きにわたり支持されている。

 初の舞台化作品となるスタッフ陣は、演出・振付・美術をインバル・ピント氏、演出をダビッド・マンブッフ氏、脚本を伊藤靖朗氏、音楽を阿部海太郎氏、主催・企画制作はホリプロが担当する。

■舞台版あらすじ
 西暦20XX年、人類は超磁力兵器を使用し、地球の地殻を破壊、大変動が起こった。五つの大陸はことごとく海の底に沈み、栄華を誇った人類の文明は滅び去った。それから20年後、孤島・のこされ島では少年コナンが育ての親・おじいと二人で暮らしていたが、ある日、謎の少女ラナが島に流れ着き、コナンの運命が動き出す。

 島には工業都市インダストリアから行政局次長モンスリーが飛来して、ラナを誘拐してしまう。コナンはラナを助け出すため、いかだに乗って冒険の旅に出ることに。

 旅先では謎の野生児・ジムシーやインダストリアの貿易局員・船長ダイスなどと出会ってゆく。一方、自然に溢れたラナの故郷・ハイハーバーには、天才科学者・ブライアック・ラオ博士の居どころを探すインダストリアの行政局長レプカ率いる兵士たちが襲いかかる。

 コナンは仲間たちと巡り合い、大切な人を守るために様々な困難に立ち向かってゆく。そして人類に残された世界で、新しい未来を切り拓いてゆくのであった。

■コナン役 加藤清史郎コメント
 まず、このすてきな出会いに感謝です。僕は『未来少年コナン』が本当に大好きになりました。すてきな方々によって手がけられたこの大好きな作品をこんなにもすてきな方々と一緒に舞台化させていただけること、心よりうれしく思うと同時に、とっっっても緊張しています。笑 ですが! 本当の太陽に育まれた少年コナン、本当の意味であのタンクトップと短パンが似合うように、そして、今の時代を生きる皆様にこそ観ていただきたい、そう胸を大きく張って言うことができる『未来少年コナン』を作り、お届けするために精一杯精進致します。最後に、本っ当に楽しみです!

■ジムシー役 成河コメント
 またインバルの作品に参加させていただけることが何よりも嬉しいです。座組も新旧入り混じり、新しい挑戦の始まりにワクワクしています。知り合いに「コナンやるんだよ」と言うとまず確実に名探偵かと思われるのですが、違います。未来少年です。インバルが宮崎駿ファンなのは聞いていましたが、まさかそこかと唸りました。まだまだけいこ前なので妄想ばかり膨らむ毎日ですが、インバルにしか出来ない、インバルらしい作品に仕上がるよう、そして原作ファンの方々にインバルの事が大好きになってもらえるよう、座組一丸となって、細部にまでこだわった創作に励みたいと思います。

■モンスリー役 門脇麦コメント
 こんなに早くインバルとまた仕事ができるなんて!海太郎さんとまたご一緒できるなんて!あのコナンと舞台上で会えるなんて!幸せづくしで夢心地です。高い壁と向き合う日々が始まろうとしていますが、心強い仲間たちとともに楽しみながら乗り越えていこうと思います。

■ダイス役 宮尾俊太郎コメント
 子どもの頃に大好きだった未来少年コナン、そして今も大好きな宮崎駿さんの作品に関われることを大変嬉しく思います。あの世界を演出のインバル・ピントさんをはじめ今回のチームで一体どんな形になっていくのか楽しみです。どんな時代も力強く生き抜く人間の性根を表現できたらと思います。

■レプカ役 今井朋彦コメント
 インバルとの創作は『100万回生きたねこ』以来、2度目になります。前回のけいこ場の印象は「雑然」でした。舞台でダンスの振付けが始まったかと思うと、ピアノのそばでは歌の練習が始まり、別の一角では芝居の稽古が始まる…しかも同時並行で(笑)。まるでクラフト工房のように、それぞれのパーツを、それぞれの職人があちこちで作っている。やがてそれらが劇場という空間でひとつになる。そんな工程を共にした感覚があります。今回はどんなパーツを、どんなオーダーで作ることになるのか、今から楽しみです。

■おじい・ラオ博士役 椎名桔平コメント
 2018年の舞台「レインマン」でご一緒したプロデューサーから、大好きな演出家だと聞かされて観劇した舞台が事の始まりでした。村上春樹さんの原作を舞台化したその作品は、歌やダンスを積極的に取り入れた演出でファンタジーに溢れていました。その演出家のインバル・ピントさんの新作に参加が決まり、今からワクワク&ドキドキです。そして今回、宮崎駿さんの「未来少年コナン」を舞台化するという。名作なのはもちろん、今の時代だからこそ胸に突き刺さる「新たな物語」として、皆さんにお届け出来たらと思っています。

■平塚仁美(日本アニメーション 取締役・国際部部長 同プロジェクト・リーダー)コメント
 「『未来少年コナン』を舞台に…」というお話を、ホリプロご担当者様よりいただいた時には、大変うれしく思い、「どのような舞台になるのだろう?」と胸が躍りました。その直後、社会は「コロナ禍」に覆われ、ライブエンターテインメントにとって厳しい時間が経過していきましたが、ホリプロスタッフの皆様による熱意が、インバル・ピントさんとダビッド・マンブッフさんがタッグを組むという、この上ないスタッフ・キャストによる舞台企画として、ここに実を結ぶ形になりました。開発初期に伺った「歳月を経ても色褪せないエバーグリーンな舞台を目指したい」という言葉が今でも思い出されます。関係者の皆様には、心より感謝しております。早くも、仕事を忘れてひとりの観客として楽しみたいという思いでいっぱいです。

■石川和子(日本アニメーション代表取締役社長)>
 『未来少年コナン』舞台化ありがとうございます。アニメーションに携わってくださった宮崎監督をはじめとしたスタッフの皆様、さらにホリプロご担当様をはじめ、舞台化に尽力くださった皆様に厚く御礼申し上げます。2025年の弊社創業50周年を前に、身が引き締まるような思いで、舞台化ニュースを伺いました。『未来少年コナン』には、この作品でなければお届け出来ない元気なメッセージが宿っていると思います。その元気がステージできっと花開くことだと信じています。

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  • で、ラナ役は誰なの?(気になる爆)
    • イイネ!22
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