日大芸術学部デザイン学科卒の元自衛官タレント「かざり」現代アート初個展開催「タレントと現代アーティスト、半分半分でやっていければ」

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2024年02月02日 18:51  デビュー

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デビュー

元自衛官タレント「かざり」が現代アートの初個展を開催
 三重県出身で日本大学芸術学部デザイン学科卒業の元陸上自衛隊員タレントとして異色の経歴を持つ「かざり」が、2024年2月2日(金)から7日(水)まで新宿眼科画廊で初個展「記憶と情報の琥珀たち」を開催。自身が個展開催の感想、今後の活動について語った。

【写真】自身のアートの前に立つかざり

 女優、モデル活動をこなし、現在は自衛隊の広報活動、CM出演、海外の映画出演など活動を広げているかざり。昨年は防衛省広報アドバイザーに就任。SNSのフォロワー数も45万人超えで、かざりの公式YouTubeチャンネルは30万人を超える登録者数を擁する。

 日大芸術学部卒のかざりは、これまでかざりという名を使わずに別名で現代アートの作品を作り続けてきた。これまでの受賞歴には、2015年日本大学芸術学部 卒業制作芸術学部長賞受賞、2021年大細密展優秀賞(作品タイトル「記憶をなぞる」)、2021年SHIBUYA ART AWARDS 2021 佳作(「記憶をなぞる」)、2022年三重県みえ県展入選(「光をたどる」)があり、今後は現代アートの作家としても活動予定だという。

――本日より初個展が開催されます。個展開催の感想をお願いします。

「今まで現代アートは別名義で活動してきたので、初めて「かざり」という名前で個展が開けて、作品たちを発表できて嬉しいです。ぜひ、いろいろな人に見ていただきたいです。今回展示している作品で一番大きいのは「光をたどる」(三重県みえ県展入賞作品)。サイズは92×118です。レジン(樹脂)、キャンパス、絵の具、ペンでレイヤー状に重ねていきます。いろいろな素材をミックスさせたミックメディア。これは構想から1年かかりました。CGに絵の具で細かく色を付けて、レジンを重ねていきます。レジンが乾くのに時間がかかるので、小さい作品でも1ヵ月はかかりますね。今回展示しているのはこの「光をたどる」以外は初展示になります。アトリエで制作している時は白い壁に飾られていることが想像できなかったが、意外にいいじゃない、様になっているんじゃないかなって思う。制作している時は孤独であるけど、並んでいるのを見ると自分が描いてきたのは間違いじゃなかったんだなって思う。お客さんの感想を聞きながら、今後どういうものを描いていくか考えていきたいです」

――緑色がベースになった作品が多いと思うのですが、何か理由がありますか?

「私は三重県の菰野町という自然豊かな山の近くで育ったんです。緑に憧れがあります。個展のテーマに『記憶』とあるように、幼少期からの記憶に残っています。心地いい色を使っていたら、緑が多くなりました」

――今後の活動は?

「今後は(出身地の三重に近い)名古屋とか、大阪、福岡、札幌…海外でも個展をやってみたいと思っています。いろんなところで発表していきたいです。去年は時間が作れなかったが、今年はもっと制作の時間を増やしていきたい。タレントと現代アーティスト、半分半分でやっていければと思います」

■かざりプロフィール
三重県出身。2月25日生まれ。日本大学芸術学部卒業後、陸上自衛隊で勤務。任期満了で退職後、タレント、女優として活動。東京三重県人会会員。 防衛省広報アドバイザー。
自衛隊の公式広報活動のほか、映画、CM、モデル、YouTuber等、国内外を問わず活動中。趣味はコスプレ、キャンプ。 特技はデザイン、絵を描くこと、ソフトテニス、モールス信号。SNSの総フォロワー数約45万人。

■かざり「記憶と情報の琥珀たち」
会期:2024年2月2日(金)〜7日(水)
展示時間:12〜20時(水曜日〜17時)
場所:新宿眼科画廊 東京都新宿区新宿5-18-11
入場:無料
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