役所広司、米アカデミー賞“獲得”に意欲「あれのあれほしいよね」

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2024年02月05日 14:58  ORICON NEWS

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「横浜フランス映画祭2024」ラインナップ記者会見に出席した役所広司 (C)ORICON NewS inc.
 俳優の役所広司が「横浜フランス映画祭2024」の特別アンバサダーに就任し、5日に都内の在日フランス大使館大使公邸で開催されたラインナップ記者発表会見に出席した。自身が主演した映画『PERFECT DAYS』がアカデミー賞国際長編映画賞へノミネート(1月23日発表)後、初の公の場への登壇となった役所は、「人間は欲深いもので、ここまでくると、あれのあれほしいよね、とみんなで言っている状態です」とオスカー獲得へ意欲を見せた。

【写真】花束を持ち笑顔を見せる役所広司

 『PERFECT DAYS』は昨年5月にフランス南部のカンヌで毎年開催されている「第76回カンヌ国際映画祭」で上映され、役所が最優秀男優賞を受賞。「(授賞式で名前を呼ばれた)瞬間のことは忘れられないですね。みんなが喜んでくれて、ヴィム・ヴェンダース監督は涙を浮かべていて。『PERFECT DAYS』と言う映画が、一般のお客様たちにも受け入れられたことを実感していました」と振り返った。

 会見では、「特別アンバサダーという大役に緊張しています。お役に立てることがあるのかわかりませんが、僕はフランス映画もフランスを旅するのも大好き」と言い、自身が初めて参加した国際映画祭もまたカンヌで、今村昌平監督の『うなぎ』がパルムドール(最高賞)を受賞した時の思い出にも言及していた。

 同映画祭は1993年に始まり、今回が31回目。横浜の文化イベントとして定着している。今回は、3月20日(水・祝)から24日(日)の5日間、横浜みなとみらい21地区を中心に開催される。

イザベル・ユペール主演、伊原剛志共演による京都を舞台にしたラブストーリー『日本のシドニー(仮題)』(エリーズ・ジラール監督)や、村上春樹の6つの短編を初めてアニメ映画化した『めくらやなぎと眠る女』(ピエール・フォルデス監督)、昨年のベネチア国際映画祭のコンペティション部門で上映されたレア・セドゥ主演のスリラー『けもの』など、13作品を上映。フランス人キャスト・監督が数多く来日してオープニングイベント並びに舞台あいさつ(Q&A)を実施する。

会見には、フィリップ・セトン在日フランス大使館・駐日フランス大使、エマニュエル・ピザーラ氏(ユニフランス)、横浜市の山中竹春市長、日産自動車専務執行役員チーフサステナビリティ・オフィサーの田川丈二氏も出席した。
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