松村北斗×上白石萌音『夜明けのすべて』メイキング映像&写真公開 撮影現場振り返る「ずっとここにいたい」

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2024年02月07日 19:00  ORICON NEWS

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映画『夜明けのすべて』メイキング(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
 6人組グループ・SixTONESの松村北斗と俳優の上白石萌音がW主演する映画『夜明けのすべて』(2月9日公開)より、8ミリフィルムで撮影したメイキング映像と、フィルムカメラで撮影したオフショットが公開された。

【メイキング写真】ブランコを楽しむ上白石萌音&松村北斗

 今作は、瀬尾まいこ氏の同名の小説(水鈴社/文春文庫)を映画化。同じ職場で働く、PMS(月経前症候群)に悩まされている藤沢美紗(上白石)と、パニック障害を患っている山添孝俊(松村)が、友達でも恋人でもないけれど、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく。職場の人たちの理解に支えられながら、少しずつ希望を見出していく2人の奮闘を、温かく、リアルに、ときにユーモラスに描く。

 NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(2021年後期)で夫婦役を演じた松村と上白石が再タッグを組み、同僚役で最高の理解者となる特別な関係性を演じる。監督は、『ケイコ 目を澄ませて』(2022年)で国内外から称賛を浴びた三宅唱氏が務める。

 今回公開されたのは、撮影時に8ミリフィルムで撮ったメイキング映像。降り注ぐ陽の光のようなあたたかいBGMとともに、山添くんと藤沢さんの職場である栗田科学で出演者たちが仲むつまじく笑い合う風景や、松村と上白石らのオフショットが映像を彩る。

 栗田科学は、家庭用プラネタリウムや顕微鏡などの科学工作玩具の製造・販売を行う会社で、社長の栗田和夫(光石研)は「無理なく、怪我なく、安全に」がモットーで社員の健康を第一に考えている。劇中では、職場で山添くんがパニック障害の発作を起こしたり、藤沢さんがイライラを爆発させてしまうシーンが登場するが、社長をはじめ栗田科学の職員たちが、優しく2人に寄り添う姿が印象的に描かれ、現代においてまさに理想の職場である。

 芝居とはいえ、実際に過換気症候群になるリスクを伴った発作のシーンについて松村は「練習から本番まで、発作を起こすシーンではつねにすぐ近くに医療監修の先生がいて、リアルに見えるかを確認しながら、同時に僕のケアをしてくれました。そこは、最初から三宅監督が気づかってくれていましたね」と三宅組の真摯な姿勢を印象深く語る。

 さらに「まるで栗田科学にいるような、楽しくて居心地のよい現場でした。演じるみなさんも役そのままという感じで。多くのカットで、今撮られているなって感覚がほとんどなかったんです。おかげで芝居にだけ集中できました」と撮影現場を振り返り、監督や他の役者と良いチームワークを築き、山添くんを演じ切れたと語った。

 PMSの症状による感情の浮き沈みを表現した上白石は「演じるうえで悩んだり苦しかったりしたことはたくさんありましたけど、そういうものすべてをプラスのエネルギーに変えられる現場でした。全員が一個一個のシーンにこのうえなく愛情を注いでいる現場で、まだ終わりたくない、ずっとここにいたいと思いながら撮影していました。みんなで何かをつくるってこんなに楽しいんだ、と思い出させてもらった気がします」と振り返る。撮影現場全体に漂うインクルーシブな雰囲気や意識、姿勢について「三宅組はたしかに栗田科学でした」と上白石は断言し、思い出深い現場となったという。

 メイキング映像には、松村と上白石が撮影の合間に公園で和気あいあいとはしゃぐ姿など、役ではないふたりの素顔も垣間見え、2人が生み出すあたたかな空気感が今作を作り出していることが想像できる。

 さらに、撮影現場の裏側をフィルムカメラで撮影したオフショットも解禁された。絶妙な距離感でたたずむ松村と上白石はまさに山添くんと藤沢さんそのもの。2人でブランコを漕ぐ姿や、休憩中にくつろぐ松村、マフラーに包まる上白石など、それぞれのリラックスした表情も見どころとなっている。


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