映画『さよなら ほやマン』口コミ人気の高まりを受け異例の第二次公開が決定 アフロ・呉城久美・黒崎煌代が佇む新ビジュアルも公開

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2024年02月07日 20:01  デビュー

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デビュー

映画『さよなら ほやマン』の新フライヤー表(C)2023 SIGLO/OFFICE SHIROUS/Rooftop/LONGRIDE
 人気アーティストMOROHAのアフロが初主演を務め、第78回毎日映画コンクールで新人賞を受賞した映画『さよなら ほやマン』。2023年11月3日に公開された後、口コミによる評判の高まりを受け、2024年3月2日よりポレポレ東中野ほかにて、異例の第二次全国順次ロードショー公開が決定した。併せて7日、新ビジュアルが解禁となった。

【写真】多数の著名人のコメントが寄せられた映画『さよなら ほやマン』の新フライヤー

 2023年11月の公開からじわじわと動員を増やし、口コミでロングラン上映となった映画『さよならほやマン』。3月2日(土)公開するポレポレ東中野では、庄司輝秋監督と、メインキャスト(アフロ、黒崎、呉城、松金ほか)、大友良英(音楽)氏、安斎肇氏らの連日トークイベントも予定されている。

 第二次公開に合わせて公開された、主人公・アキラと弟のシゲル、そこへやってくる漫画家の美晴が全編ロケ撮影をした宮城県石巻市網地島(あじしま)の海辺に笑顔で佇む姿が印象的な新キービジュアルは、震災の影響を受けた地で、熱く切なく、そして心温まる物語を想像させる。さらにフライヤーには、俳優の山崎努、斎藤工、映画監督の濱口竜介ほか数々の著名人からの本作への賞賛が寄せられている。

■フライヤーに寄せられた著名人のコメント

山崎努(俳優)(※崎は正しくはたつさき)
誠に人はいじらしい。
がんばれ大丈夫、と
この映画は励ます。傑作。

安齋肇(イラストレーター / アートディレクター)
この愛の物語に涙せぬひとはいないだろう。
人類が抱えた誤解と優しさへの最大級のテーゼ。
原始生物ほやに始まる謎を解く最低限のヒント。
僕は叫ぶぜ!さよならなんて永遠にない!"

伊藤俊介(オズワルド)
誰かの所為に出来ないことは、=誰の所為でもないと納得出来るものじゃない。
だから、自分の所為を選んだ人は毎日じんわり苦しいのだと思う。飛び込んでお前は大丈夫だと抱き締めてやりたくなる映画だった。

高橋久美子(作家、作詞家)
人と生きるって、なんて面倒で、なんて素晴らしいのだろう。監督や役者たちの全身全霊に、心の奥で錆びついていた扉が開くようでした。ホヤマンありがとう。ホヤマン、幸せになれ!

水野敬也(作家 )
最初は単なるふざけた映画だと思っていた。観終わったとき、びっくりするほど泣いていた。
「置かれた場所で咲くのか、咲くためにどこかに向かうのか――」。
誰もが通る人生の葛藤を圧倒的に掘り下げた最高の映画だ。

濱口竜介(映画監督)
「こんな話があるだろうか」という疑問は「こんな話こそあってほしい」という願いに見ていくうちに変わった。それはキャスト一人ひとりが自分の人生をこの物語に持ち寄った結果で、それ自体が一つの奇跡のようだった。

燃え殻(作家)
彼らはきっと今日もどこかで生きている。そう思えた。
映画館を出たら、街が人恋しく映った。

■解説
主人公の阿部アキラを演じるのはバンド「MOROHA」のMCとして知られるアフロ。映画の熱いメッセージ性に深く共鳴し、自分がやらねばと運命を感じて『さよなら ほやマン』で映画初主演を決心し、本年度の毎日映画コンクールで新人賞を受賞した。
本作のヒロインで、都会から石巻の島にやってくるワケありの漫画家・高橋美晴を演じるのは呉城久美。NHK連続テレビ小説や大河ドラマに数々出演し、舞台『裏切りの街』や櫻井翔主演のドラマ『大病院占拠』などで注目される若手実力派だ。主人公アキラの弟シゲルを演じるのは、本作が映画初出演となる黒崎煌代。2022年に実施された役者オーディション“レプロエンタテインメント30周年企画『主役オーディション』”で合格を勝ち取り、2023年度後期のNHK連続テレビ小説「ブキウギ」に大抜擢された、いま最も注目される新星がスクリーンデビューを飾る。フレッシュな次世代のスターたちに加え、叔父のタツオに津田寛治、近所に住む荒井春子に松金よね子といったベテラン名優陣が、若者たちを見守る島の住民に扮して作品世界に豊かな厚みを与える。さらに、NHK「あまちゃん」「いだてん」の音楽を担当した大友良英が劇伴を担当。エンディングテーマには日本の伝説的なバンドであるBO GUMBOSの名曲「あこがれの地へ」が起用されている。

■ものがたり
震災から12年、両親が海から帰ってこないまま死亡届を出せずにいる漁師の兄弟、アキラとシゲル。障害があって島から出られないシゲルを抱え、多額の借金を抱えたアキラが借金返済の為に考え出したのは、むかし父が作った“ほやマン”を継承してユーチューバーになることだった――!都会からふらりと島にやってきたワケありの漫画家・美晴との共同生活によって動き出す、それぞれの日常。いまを生きる全ての人に投げ掛けられる「このままでいいのか?」という問いが、胸に響く。

(C)2023 SIGLO/OFFICE SHIROUS/Rooftop/LONGRIDE
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