アリ・アスター監督『ボーはおそれている』悪夢のような”こま撮り”アニメーション映像解禁

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2024年02月08日 12:00  ORICON NEWS

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映画『ボーはおそれている』(2月16日公開)とドワーフのコラボレーションで”こま撮りアニメ”を撮りおろし
 『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』のアリ・アスター監督の最新作『ボーはおそれている』(2月16日公開)と、NHKの「どーもくん」や「こまねこ」シリーズ、Netflixシリーズ『リラックマとカオルさん』など、数々の”こま撮り”アニメーションを制作してきた、日本を代表するアニメーションスタジオ「ドワーフ」(FIELD MANAGEMENT EXPAND ドワーフ事業部)のコラボレーションによる、撮りおろしの”こま撮り”アニメーション映像が公開された。

【動画】『ボーはおそれている』×ドワーフ”こま撮り”アニメーション映像

 映画『ボーはおそれている』は、アリ・アスター監督が気鋭の映画スタジオ「A24」と組んだ3作目。主人公ボーが、怪死した母の元へ向かう途中に、次々と奇妙で予想外の出来事が起こり、壮大な里帰りへと変貌していく帰省スリラー。『ジョーカー』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスが、ボーを演じている。

 公開された映像は、映画本編映像とドワーフ撮りおろしの”こま撮り”アニメーション映像が交互に現れ、ホアキン演じるボーとボー人形が、ただひたすら何かに怯え、逃げる様子を捉えている。“ボーの姿”は、夢か?現実か?区別のつかない悪夢のような仕上がりとなっている。

 本映像を監督したのは、2016年よりドワーフスタジオに在籍する小川育監督。 アニー賞TV/メディア部門監督賞ノミネートされたNetflixシリーズ『ポケモンコンシェルジュ』、『リラックマと遊園地』(エピソード監督)、NHKプチプチ・アニメ『空き缶のツナ』、さらにストップモーション・アクション時代劇『HIDARI』(共同監督)など手がける小川監督は、アリ・アスター監督来日時に対面も果たしている、

 今回の映像については、「画面に映るもの全てが怪しく疑わしい。ボーが恐れれば恐れるほど笑える。延々と続く恐怖と奇妙が詰まった、とても好きな映画です。ストップモーションは、通常は動かないものを動いているように見せる技術ですが、それって本当は奇妙なことだよなー、と常々思っています。そんな奇妙さと『ボーはおそれている』を観た時の『どこへ向かって走っているんだ、この映画は!ワァー!』という感覚を映像にしました」とコメントを寄せている。

 映画本編には、アリ・アスターが絶賛したストップモーションアニメ『オオカミの家』の監督クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャが担当したアニメーションパートも登場する。なお、ドワーフとのコラボ映像は、映像制作の裏側を追ったメイキングシーンを加えたバージョンが、今週9日〜12日まで東京・渋谷の澁谷藝術(神南)で開催される「#ワタシはおそれている展」に展示される。


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