櫻井和寿、スガシカオ、宮本浩次、アイナら小林武史プロデュース『百年後芸術祭』4会場でライブ

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2024年02月09日 18:54  ORICON NEWS

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昨年9月に行われた『en Live Art Performance』より
 千葉県市原市、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市の内房総5市で行われる『百年後芸術祭-内房総アートフェス-』(3月23日〜5月26日)で、小林武史プロデュースのスペシャルライブを開催することが決定し、櫻井和寿、スガシカオ、宮本浩次、アイナ・ジ・エンド、MOROHAの出演が9日、発表された。

【写真】LIVE ART「通底縁劇・通底音劇」をトータルプロデュースする小林武史氏

 同フェスは、アートを主とする「LIFE ART」と音楽を主とする「LIVE ART」を両軸として展開される。

 小林武史プロデュースによるスペシャルライブ「LIVE ART」のタイトルは「通底縁劇・通底音劇」。アンドレ・ブルトンの『通底器』からヒントを得て、「つながるはずのないものがつながる、つながっている」ことをイメージ、それを表現する形として、4会場でそれぞれタイトルも異なるライブが開催される。

 4月6日の富津公園ジャンボプール会場では、アイナ・ジ・エンドをフィーチャーしたアートパフォーマンスライブ「不思議な愛な富津岬」を、4月20・21日は木更津市のクルックフィールズで櫻井和寿、スガシカオを中心とした「super folklore(スーパーフォークロア)」を、5月4・5日は君津市民文化ホールで宮本浩次を中心とした「dawn song(ドーンソング)」を、5月12日には荻野目洋子、MOROHAをフィーチャーした「茶の間ユニバース」を開催。通常の音楽ライブとは異なる次元のさまざまなアート的表現が展開される。

 同イベントでは、「年初に石川県能登地方で起こった能登半島地震に対して、『通底』の思いで内房総エリアから、表現を通じて想いを伝えつつ、APバンクの協力も得て、支援を実施していきたいと考えています」としている。チケット情報は2月20日にオフィシャルサイトなどで発表予定。

■『百年後芸術祭〜環境と欲望〜内房総アートフェス』LIVE ART「通底縁劇・通底音劇」
▼4月6日(土):千葉・富津公園ジャンボプール(予定)
『不思議な愛な富津岬』
出演:アイナ・ジ・エンド/東京QQQ(アオイヤマダ/かんばらけんた/Kily shakley/KUMI/高村月/ちびもえこ/平位蛙/MONDO/山田ホアニータ)
小林武史&スペシャルバンド
衣装:ひびのこづえ

▼4月20日(土)、21日(日):千葉・木更津 クルックフィールズ
『super folklore(スーパーフォークロア)』
出演:櫻井和寿/スガ シカオ/Butterfly Studio(guest vocal:Hana Hope/dancer:KUMI/高村月)/dance:浅沼圭
小林武史(Key)/FUYU(Dr)/須藤優(Ba)/名越由貴夫(Gt)/沖祥子(Vl)

▼5月4日(土)・5日(日):千葉・君津市民文化ホール
『dawn song(ドーンソング)』
出演:宮本浩次/落花生ズ(ヤマグチヒロコ、加藤哉子)/dance:浅沼圭
小林武史(Key)/玉田豊夢(Dr)/須藤優(Ba)/名越由貴夫(Gt)/ミニマルエンジン(四家卯大(Vc)、竹内理恵(Sax)

▼5月12日(日):千葉・袖ケ浦市民会館 
『茶の間ユニバース』
出演:荻野目洋子/MOROHA/落花生ズ(ヤマグチヒロコ、加藤哉子) and more
小林武史&スペシャルバンド

トータルプロデュース:小林武史
プロデュース:Butterfly Studio(※)
※様々な分野から集まったクリエイティブチーム

■小林武史からのメッセージ
「環境問題を考えるときに、欲望と切り離して考えることはできない」
16年前の2008年に、ap bankのイベントとしておこなった「東京環境会議」で僕はこう話しました。音楽という表現にたずさわっている者として、欲望を抑えながら、理想を追い求めることを続けていくことはできないと感じたからです。
「欲望」、つまり自己の利益を考えることと、「環境」、すなわち他者の利益を考えること。(それぞれ逆もあり得るけれど)その両立と共振を考えること、それこそが未来を創っていくことなのではないかと思います。

月日は流れます。2019年に千葉県木更津市にクルックフィールズを作るのを経て、新しい未来を創っていくためのサステナブルなプラットフォームとしての芸術祭を立ち上げることになりました。
市原市で2014年から既におこなわれていた北川フラムさん(僕に地方の営みの大切さとアートとを様々な意識に結びつけて教えてくださった方です)ディレクションによる「いちはらアート×ミックス」とも連動しながら、新しい扉を開けることになります。
それを「百年後芸術祭」と名づけることにしたのは、「芸術」という己の中から生み出されるものと、自分が存在しない「百年後」の環境を共存させた、まさに「環境と欲望」の両立と共振をコンセプトにしたかったからです。

そして、この芸術祭を千葉でやる意味。それは、もちろん千葉や内房総に関わっているからでもありますが、東京に対するカウンターとしてのエリアだということが、都市と自然、物性と精神性、アートとビジネス、利己と利他、現在と未来、環境と欲望、など様々なカウンターパートを考えるこの芸術祭にとってふさわしいと考えたからであります。

経済合理性に強く引っ張られる都市にだけ未来を委ねるのでは危ういことが明らかになってるいま、百年後芸術祭がこれから続いていく未来に対して、何かのきっかけになり、役割を果たしていけることを願っています。
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