現在63歳で住宅ローン残り14年「年金のみでは到底生活できない」と語る“熟年離婚”女性のリアルな悩み

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2024年02月11日 20:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、福岡県在住63歳女性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、福岡県在住63歳女性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:63歳女性
同居家族構成:本人のみ
居住地:福岡県
雇用形態:正社員
年収:300万円
現在の貯蓄額:預貯金約650万円、リスク資産200万円
これまで加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金3年、厚生年金45年

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):なし
老齢厚生年金(厚生年金):5万円(特別支給の老齢厚生年金)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金2万円、個人年金50万円(年額)
配偶者の年金や収入:なし

「年金だけでは毎月足りない」

現在の年金額について「満足していない」と回答した今回の投稿者。

その理由として「年金のみでは到底生活できない。65歳に老齢基礎年金6万円を受給しても月額13万円。個人年金は60歳から10年間のみ。もし仕事を辞めたら年金から介護保険、健康保険が差し引かれる。手取りがいくらになるのか不安」と語っています。

ひと月の支出は約「17万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。

「年金には手をつけず給与収入で生活」

「現在は給与収入があるので年金には手をつけず生活」しているという投稿者。

「事務職(総務・労務管理)」のお仕事をされ、雇用形態は「正社員」。給与は年額で「280万円ボーナスなし」とのこと。

勤め先では「会社が必要とする人は70歳でも同額の給与で働ける」そうですが「9時〜18時で週5日の働き方を67歳からは少し減らそうかと」悩んでる旨も記載されています。

いっぽう支出については、「携帯での家計簿管理は必須」とのことで、「毎月、固定費は費用別に分けて管理。食費等は今月(分の)袋に。住宅ローン・水道光熱費・携帯代は(引き落し先の)各銀行へ。その他の固定資産税・車検・旅行積立・交際費・孫関係・美容院・病院等は毎月(分の)袋に」入れて細かく管理しているそうです。

「77歳まで毎月4万5000円の住宅ローンがある」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには、「熟年離婚をしたので離婚前に個人の貯蓄をもっとしとけば良かった」と回答。

また「離婚して57歳の時に中古住宅を購入」したため、「77歳まで毎月4万5000円のローンがあるので10年繰上返済しようか悩んでいる」とも。

「ローンを返済しない限り年金のみでは生活できない。かと言って、まとまったお金を少ない貯蓄から出したら病気した時など大きな出費があった際に困る。ちなみに今の職場は退職金はなし。67歳まではフルタイムで働いて老齢基礎年金を2年間、繰下げした方がいいのか考えている」とお金の悩みは尽きない様子です。

それでも「おひとり様でも登山や映画、高校時代からの友達との交流を楽しんでいる。たまのランチやドライブ等、(友人は)近くに住んでるので連絡を取り合って集まる」ことが何よりの楽しみだとコメントされていました。

※カッコ内の回答者コメントは原文ママです
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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