Evernoteからの乗り換えでオススメのメモアプリ5選 無料で使うならどれがいい?

0

2024年02月13日 09:42  ITmedia Mobile

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia Mobile

Evernoteからの移行も可能な「Notion」

 人気のメモアプリEvernoteが2023年12月4日、無料アカウントのサービス内容を大幅に改訂しました。従来、無料アカウントでも最大10万ノート、250のノートブックを利用できましたが、12月4日以降は50ノート/1ノートブックへと削減されます。


【その他の画像】


 Evernote側は、ほとんどの無料ユーザーはこのしきい値を下回っていると説明していますが、アップロード容量などに制限はあるものの、無料でもほぼ無制限と呼べるほどに使えていただけに、今回の変更により他のサービスへの乗り換えを検討しているユーザーも多いようです。


 そこで今回は、Evernoteの移行先として有力なサービスをいくつか紹介したいと思います。いずれのサービスも無料プランが用意されているので、まずは自分の使い方に合っているかどうかを確認してみることをお勧めします。


●Notion:多機能すぎる万能ツール


 メモと呼ぶには、あまりにも多機能すぎる万能ツール。メモはもちろんのこと、タスク管理やスケジュール管理、ドキュメント作成や簡易的なデータベースとさまざまな使い方が可能です。多機能すぎて、逆に使いこなすのが難しいと感じる人も多いようです。


 公式でEvernoteからのインポート方法も用意されている他、書籍を含めて関連情報も多いので、移行のハードルは低いといえるでしょう。


 無料プランもあり、ファイル数などの制限もなく利用可能です。ただし、無料プランではアップロードできる画像や添付ファイルのサイズが1ファイルあたり5MBまでとなっています。


●UpNote:約3500円で買い切りも可能


 Evernoteからの移行先として、ここ1年ほどで大きな注目を集めているメモアプリです。2023年6月には、新海誠監督がEvernoteから乗り換えたことでも注目を集めました。一時期はEvernoteからの移行はNotionが本命といわれていましたが、最近ではUpNoteを選択する人が増えているようです。


 公式サイトは英語ですが、アプリ自体は日本語で利用可能です。シンプルなインタフェースですが、画像の挿入や表組、チェックリスト、数式記入などかなり多機能です。また、コアなユーザーも多いMarkdownにも対応しています。


 無料版ではメモの数が50個までと改定後のEvernoteと同じなのですが、有料版は月額100円と安価。また、この手のサービスでは珍しく、3500円(App Storeでの価格。Google Playでは3480円。どちらも執筆時点での価格です)で買い切りも可能です。今のところWindows版では課金できないので、Windowsユーザーの場合はAndroidまたはiOSアプリから課金する必要があります。


●Joplin:オフラインで利用できるメモアプリ


 オープンソースで開発されているメモアプリで、全ての機能を無料で利用できます。「オフラインファースト」を掲げており、全てのデータはローカルに保存されます。ただ、クラウドを経由して他のデバイスとも同期は可能です。クラウド上のメモの保存先を指定できるのが特徴で、有料のJoplin Cloudも用意されていますが、DropboxあるいはOneDriveを利用することもできます。


 画像、動画、PDFなどを挿入できる他、アプリ上で図を作成することも可能です。なお、メモは全てMarkdown形式で行います。


●OneNote:Microsoftの無料ノートアプリ


 OneNoteは、Microsoftが提供するノートアプリ。無料で利用でき、Mac版も用意されています。手書き入力にも対応しており、簡単なイラスト作成などもその場で行えます。ページ内の好きな箇所をクリックするとそこから入力が可能で、自由にレイアウトを行えるのが特徴です。


 OneNoteでは、情報を「ノートブック > セクション >ページ」という階層で整理します。本に置き換えて考えると「本 > 章 > ページ」という形で直感的ではあるのですが、それ以外の方法、例えばタグなどでの整理ができず、使いづらいとの声もあります。


 無料でも機能制限などなく利用できますが、容量は5GBまで。この5GBはOneDriveと共通なので、OneDriveにファイルや写真を大量に保存していると足りなくなるかもしれません。その場合は、別途容量を有料で追加する必要があります。なお、Microsoft 365を契約している場合はOneDriveの容量は1TBとなります。


●Google Keep:メモに特化、iOSでも利用可能


 Googleが提供している多機能メモアプリです。Androidのメモ機能という印象もありますが、iOS向けのアプリもリリースされています。なお、PC向けのアプリはなく、ブラウザからの利用となります。


 メモに特化しており、素早くメモを取れる反面、文字装飾などの機能はありません。画像の挿入などは行えますが、メモに添付するという形で、文章中に入れ込みレイアウトするようなこともできません。


 ラベルによる強力な分類機能がある一方、それ以外の分類方法はなく、また全てのメモがタイル状に表示されるスタイルは好き嫌いが分かれるとことです。


    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定