安達祐実主演でドラマ化『愛してるって、言いたい』FODで制作・配信決定

　俳優の安達祐実が主演するドラマ『愛してるって、言いたい』が動画配信サービス「FOD」で３月15日より独占配信されることが発表された（毎週金曜午後8時より最新話配信）。本作について、安達は「こんなにも恋愛ドラマで、こんなにも恋愛をする役どころは、私にとって初めてのことです」と、昨年デビュー40周年を迎えてなお前進する。

【画像】原作漫画『愛してるって、言いたい』書影

　同ドラマは、多様化する現代社会に生きる女性たちの共感を呼んでいる、今村リリィの同名漫画が原作。舞台は北海道。札幌で薬剤師として働く39歳独身の主人公・上田樹（うえだ・いつき）役を、安達が務める。

　仕事も順調で、日々の生活にはなんの問題もないけれど…。一人で暮らすことにはとっくに慣れてしまったけど、やっぱりどこか寂しい。そんな樹の周りに現れる男性たちは多種多様。長年付き合い、樹が心から“愛している”と想っていたが、ほかの女性と婚約してしまう医師・沢田真和。偶然出会い、突如同居生活を始めることになる年下男性・松重瑛斗、真っ直ぐな愛と優しさを与えてくれる仕事仲間・佐藤航平。3人の男性との出会いを通し、樹の中で何かが変わり始める。

　大人だって自分の想いを素直に相手にぶつけたい。大人になっても感じる寂しさや、もどかしさを抱える人々に、ほんの少しの勇気と、前向きな気持ちを与えてくれる大人のラブストーリー。

　ロケーションは、四季彩の丘や青い池など北海道の有名スポットや、定山渓・豊平峡温泉への日帰り旅行、さっぽろ大通公園の噴水、ランニングスポットの中島公園など、原作に出てくるシチュエーションが多数登場。街の魅力や北海道の四季も存分に堪能しながら、登場人物たちが訪れた場所へ一度は行ってみたくなる楽しみも詰まっている。

　安達は「撮影中も、照れくさい気持ちを抑えつつ、全力で楽しみながら演じました。恋愛の難しさ、もどかしさ、愛おしさが詰まった作品になっています。お楽しみいただけたら幸せです」と呼びかけている。

■今村リリィ（原作）のコメント
　このお話は漫画らしい設定ながら、読者のみなさんがご自身と重ねあわせていただけるように、どこかに自分の抱える気持ちをわかってくれるひとがいると、そう思ってもらえたら、支えになれたらと、そんな思いで描き進めてきました。北海道の美しい風景と、すばらしい俳優さんたち、制作のみなさんの愛いっぱいのドラマになっていると思います。

■河原瑶（監督／脚本）のコメント
　大人のラブストーリーを撮りました！それも主演はずっとご一緒したかった安達祐実さん。安達さん主演のラブストーリーって面白くないわけないじゃん！と。結果、撮影中、目が離せず、モニターに齧り付き、毎日終わらなきゃいいのにと思っていたぐらいです。

　安達さん演じる主人公を取り巻く男性陣も素敵なキャストに集まっていただきました。また今回、全話の脚本も担当させていただきましたが、今村先生の紡ぐせりふは、とても繊細で優しく、その雰囲気を随所に入れ込んだつもりです。“愛してる”その言葉が言えない不器用な主人公を応援しながらご覧いただけたらうれしいです。