『VIVANT』福澤克雄監督、続編未定を強調「決まってません」 理由を赤裸々告白

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2024年02月15日 17:00  ORICON NEWS

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「第14回ロケーションジャパン大賞」に登壇した福澤克雄監督 (C)ORICON NewS inc.
 昨年7月期にTBSで放送された日曜劇場『VIVANT』が、島根県とともに「第14回ロケーションジャパン大賞」(主催:ロケーションジャパン編集部)準グランプリを受賞した。

【写真】満面の笑顔でドラムポーズを披露した福澤監督

 同作は『半沢直樹』シリーズや『下町ロケット』シリーズ、『陸王』『ドラゴン桜』などを手掛けた福澤克雄氏が、演出だけでなく原作も手掛けた完全オリジナルストーリー。福澤監督と共に日曜劇場を作ってきた制作スタッフが集結し、主演の堺雅人のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、二宮和也ら豪華キャストが共演し、超スケールの中に散りばめられた緻密な伏線の展開に、ハマる人が続出した。

 「福澤克雄監督・ドラムと行く!VIVANTロケ地ツアー」やトークショーが話題となり、ロケ地である「鬼の舌震(したぶるい)」の観光客は10倍、奥出雲町観光協会ホームページのアクセス数が約100倍となるなど、ロケ地を盛り上げたことが評価された。

 15日に都内で開催された授賞式では、福澤監督が登壇し「まさかもらえるとは思っていませんでした。正直言って、島根県はちょっとしか映っていないんです。ほとんどモンゴルと東京が舞台。主人公の実家ということで5話と9話の一部だけ」と恐縮。「島根県は東京人からすると行きにくいですが、本当にいいところ。櫻井家のお屋敷(=主人公の実家ロケ地)も300年以上経っているのですが、本物の映像が(視聴者の)心を打ったんだと思っています」と語った。

 また、島根県副知事の松尾紳次氏は「放送以来、本当にたくさんの方に来県いただいております」と感謝しつつ、「できれば続編ではもうちょっと映していただければと思います」とお願い。「小さな県ではございますが、神話や歴史の舞台となるスポットが残っております。一番自慢してるのは住んでいる方々のおもてなし、助け合いの心だと思っております。本日のこの賞を励みにしてすばらしさを全国・世界に発信できるように頑張っていきたいと思います」と力を込めた。

 松尾氏の話に苦笑いを浮かべていた福澤監督は「今のだと続編がありそうな感じですが、続編は決まってませんし、僕には決められないんです」と忠告。「なぜかと言うと、大赤字です。はっきり言って偉そうに立っているのは当たったから」と赤裸々に語り「続編は決まっておりません」と改めて強調した。

 「ロケーションジャパン大賞」は、この1年に公開・放送された映画・ドラマ・アニメの中から、最も地域を沸かせ、人を動かした「作品×地域」を選定して表彰する。今回は、2022年11月1日から23年10月31日までに公開・放送された作品が対象となった。

■「第14回ロケーションジャパン大賞」受賞作品

グランプリ:大河ドラマ『どうする家康』×静岡県浜松市
準グランプリ:TBSドラマ『VIVANT』×島根県

部門賞
支持率部門:Netflixシリーズ『First Love 初恋』×北海道札幌市
撮影サポート部門:映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』×岐阜県飛騨市
行楽度部門:映画『春に散る』×大分県大分市
地域の変化部門:連続テレビ小説『舞いあがれ!』×長崎県五島市

特別奨励賞:連続テレビ小説『あまちゃん』×岩手県久慈市

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  • そりゃあんだけのメンツスケジュール合わすの大変だろ。
    • イイネ!1
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