俳優・のん(※当時は「能年玲奈」で活動)が主演を務めた、2013年放送のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』が、岩手県久慈市とともに第14回ロケーションジャパン大賞」(主催:ロケーションジャパン編集部)特別奨励賞を受賞した。
同作は、夏休みに母の故郷である北三陸に赴き、祖母の後を追って海女となったアキ(のん)が、思いがけないことから人気を得て地元のアイドルとなる姿をコミカルに描いた。
【写真】満面の笑顔でドラムポーズを披露した『VIVANT』福澤監督 放送から10年間、ロケ実績を活用し、市の魅力を発信するプロモーションを継続し、2023年にはNHK・BSプレミアムで再放送され、「小袖海女センター」にはコロナ前を上回る4万人が来訪(2023年9月時点)したことが評価された。
15日に都内で開催された授賞式では、久慈市長の遠藤譲一氏は「すばらしい賞をちょうだいしまして、ありがとうございます。昨年は放送10年目でたくさんの皆さんのご協力で再放送がかないました。全国からのたくさんのお客さんに足を運んでいただきました」と感謝した。
続けて「久慈市にとって『あまちゃん』は街の財産だと思っています」と思いの強さを語り、「これからも『あまちゃん』を大事にしながら、新しいロケツーリズムを実施して久慈市を全国に売っていきたいと思っております。たくさんのみなさんのご支援を頂きましてありがとうございます」と伝えた。
「ロケーションジャパン大賞」は、この1年に公開・放送された映画・ドラマ・アニメの中から、最も地域を沸かせ、人を動かした「作品×地域」を選定して表彰する。今回は、2022年11月1日から23年10月31日までに公開・放送された作品が対象となった。
■「第14回ロケーションジャパン大賞」受賞作品
グランプリ:大河ドラマ『どうする家康』×静岡県浜松市
準グランプリ:TBSドラマ『VIVANT』×島根県
部門賞
支持率部門:Netflixシリーズ『First Love 初恋』×北海道札幌市
撮影サポート部門:映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』×岐阜県飛騨市
行楽度部門:映画『春に散る』×大分県大分市
地域の変化部門:連続テレビ小説『舞いあがれ!』×長崎県五島市
特別奨励賞:連続テレビ小説『あまちゃん』×岩手県久慈市