俳優の大沢たかお、玉木宏が15日、都内で行われたAmazon Originalドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1〜東京湾大海戦〜』7話、8話の最速上映会に参加した。
【動画】大沢たかお、『沈黙の艦隊』原作者・かわぐちかいじ氏に感謝 本動画配信サービス「Prime Video」で今週9日より世界240以上の国や地域で配信(初週に1〜6話、2月16日に7〜8話を配信、全8話)。原作は、1988〜96年に「モーニング」(講談社)で連載された、かわぐちかいじ氏の同名漫画。昨年劇場公開された映画『沈黙の艦隊』の“完全版”となる連続ドラマに、劇場未公開シーンが加わり、その後のストーリーまで描かれる。
日米が極秘で開発を進めていた原子力潜水艦<シーバット>を乗っ取り、独立国<やまと>を宣言した海江田四郎(大沢)。海自のディーゼル潜水艦<たつなみ>の追随や、アメリカ海軍の攻撃をかい潜りながら、日本との同盟を結ぶべく東京湾へと向かっていく。“世界平和”を掲げ前代未聞の反乱逃亡を繰り広げる<やまと>、独立を阻止し世界のリーダーとしての威厳を保ちたい<アメリカ>、その間で揺れ動く<日本>。三国それぞれの思惑が交錯する手に汗握る交渉劇が繰り広げられる。
逃亡を続ける海江田を追う<たつなみ>の艦長・深町役は玉木が務めた。潜水艦は乗船する際に厳しく持ち物を制限されるとあって、もし実際に乗るなら何を持っていくか、という質問が。大沢は「今回は9割ぐらい潜水艦の中の芝居だったんですね。ずっと潜水艦のセットになるところに通い続けてたんです。ちょっとこの質問から離れてしまうかもしれしまうかもしれないけど、必ずいつも持ってたのは原作を必ず持っていた。それだけを頼りにやっていたところがあるので、今ふと何を持ってたかなっていう思うと原作だけは必ず現場に持って、控え室は僕にいつも置いて本番をやってたのは今も覚えています」と振り返った。
玉木も「僕も原作は大事に読ませていただいて演じた」としながら「実際に持っていくものですもんね。携帯とかを持っていくのは難しいっていうか、持っていってはいけないっていうお話だったんですけど、やはりいろんなものがデータとして入ってるし、持っていれば安心なものなのかなと。使うことはできなくても、写真を見たりとか。ということで携帯ですかめ」とした。
また、撮影で大変だったことを問われると「さっきも言ったんですけど、基本的に潜水艦の中がほとんどで。1ヶ月半ぐらい、ずっと同じところで、同じ光の中で、同じメンバーでずっとやってるんで、だんだんどこを撮っているか、何をやってるのかはわからなくなる。ずっと上がったり、下がったりばっかり言ってるんで。わかんなくなってくるのを毎回毎回、原作に戻って確認しながらやる1ヶ月半。しかも、撮影中はほとんど会話がなく、ずっとこう正面見て言ってるだけなんで、作品になった時に大丈夫かなという不安もありながらやってたのは、すごく今も覚えてます」と懐かしんだ。
大沢と玉木は1日だけ共演シーンの撮影があったそう。大沢は「やり取りするところがあるんだけど、その日はようやくお芝居ができると思ったら、本当に深町のまま登場して、すごく熱くて人に殴りかからんばかりの勢いで来た時に人間ドラマが、きっとこの作品の根底にはあるんだなって感じさせてもらった。1人の時はずっと壁見て話してるんで、人間ドラマも何もない、大丈夫かなっていう感じだったんで(笑)。それはすごく自分の中で記憶してます」と笑顔を見せていた。
この日のイベントには、かわぐち氏も来場していることが明かされた。ドラマ作品を喜んでくれたそうで、大沢は「原作を託してくださり、ありがとうございます」と感謝。玉木は「見た後は原作をAmazonで買えますので!」と呼びかけていた。
7話、8話はシーズン1の完結となり、16日に配信開始となる。
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