キスマイ、衣装担当・玉森裕太に二階堂高嗣＆千賀健永が不満「作った本人のキラキラが多い」

　6人組グループ・Kis-My-Ft2（藤ヶ谷太輔、玉森裕太、横尾渉、千賀健永、二階堂高嗣、宮田俊哉）が15日、東京・代々木第一体育館で『Kis-My-Ft2 -For dear life-』最終日に臨んだ。昨年10月からスタートし、全国8都市26公演、26.5万人を動員。昨年9月に北山宏光が脱退して以降、新体制として初のツアーを完走した。

【写真】玉森裕太はキラキラ多め？個性が光る衣装

　公演前の囲み取材では、各メンバーのこだわりが詰まった同ツアーの話題で盛り上がった。「毎公演、家で映像チェックする」という演出担当の二階堂は、特に「Lemon Pie」ではレモン、「想い花」では金木犀の香りがする演出も用意。以前から構想はありつつも「香りを出す会社が見つからなくて…今回スタッフさんが『見つけました』と。見るだけでなく香りでも思い出してもらえたら」と胸を張った。

　さらに、「CHUDOKU」では“逆さまの世界”として椅子ごと宙に浮き、回転、逆さま状態で歌唱するシーンも。「うちの会社のタレントでもやっていなくて機材ごと作りました。それも新しい挑戦だったかな」と自信を込めるも、横尾は「なんで高いところ苦手なのに」とツッコまれ、二階堂は「作っているときは、キスマイではなくファンとしてこういう絵がみたいと考えている。だからいざやると1番やりたくない」とぶっちゃけ。藤ヶ谷から「自分で提案しながら、リハの時結構不機嫌でした。早く帰ろう、早く帰ろうとする」といじられた。

　なお、衣装は玉森が担当。「今回でいうとみんな華やかな感じ。PVをオマージュしているんですが、かっこいいキスマイをイメージしています」と紹介すれば藤ヶ谷は「ただニカ千（二階堂と千賀）が文句を言ってました」とニヤリ。玉森の衣装の“キラキラ”の量に不満があったそうで玉森は「この分量は俺が決めてないですから。なのに2人がグルになって」と抗議。

　すると千賀は「作った本人がキラキラが多いよね〜って言ってたらちょっとキラキラ増やしてもらった。言ったかいがありました」と解消されたようで、玉森は「そういう不満も吸収するの出すが衣装の担当ですから。言ってくれれば」と得意げで「やっぱりカッコよく見えていたい。着て自分でテンションがあがる、とか見てくれた方もカッコいいと思ってくれるような衣装がいいな。スタイリストさんとも相談してメンバーの体型や似合う服装を知っているので参考にしています」と笑顔をみせた。

　今回のツアータイトルには「全力を尽くす、命をかける」という意味が込められており宮田は「1公演1公演、全力で命をかけて立とう」と並々ならぬ思い入れを明かす。30個ほどの候補から選んだそうで「今1番必要なのは全力だよねって」と決定。

　ツアー中のエピソードとして宮田は「スタッフさん全員にお昼ごはんの差し入れをメンバーからした。笑顔で食べている姿をみるとよかったなと。スタッフさんもファンのみなさんの笑顔も思い出に残っています」と一丸となったようで、ツアー完走間近に「寂しい」とポツリ。藤ヶ谷は「もうちょっと伸ばせないんですか？」と明るくお願いしていた。

　この日の昼公演では、約2時間で32曲を披露（アンコール含む。マッシュアップ1曲換算）。初夏に10枚目のアルバム、東名阪での3大ドームツアーも発表され、観客1万2500人を喜ばせた。