「小麦やめたら花粉症が治った」斎藤工が語った“腸活”効果は本当? 専門家の意外な回答

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2024年02月16日 07:10  週刊女性PRIME

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斎藤工(42)

「小麦を食べるのをやめたら、いろいろな現代病が改善されて、花粉症も治ったんです」

 晴ればれとした表情で、そう語ったのは斎藤工(42)。2月4日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演し、リリー・フランキーと山口智子と3人でトークを展開。

小麦やめたら現代病が改善、花粉症も治った

 その中で、リリーから「工くんは腸のことばかり考えていて、発酵食品しか食べない」と指摘されると、山口からは「それで得られた幸せとは?」と聞かれて、待ってましたとばかりに答えたのが冒頭の言葉だ。

 一度、発症すると完治しないと言われている花粉症。レーザー手術や舌下免疫療法といった治療法も確立されているが、現在の医学では根治は難しいとされている。今や日本経済へ影響も及ぼす“国民病”だ。

 それが斎藤によれば、食生活を変えたら「治った」という。果たして、どういうことなのか。

 腸内環境のバランスを整える“腸活”専門家として過去10年間で1000人以上の体質改善をしてきたデトックスコーチの菊永恵妃(きくなが・けいひ)さんに話を聞いた。

「確かに、小麦のような腸を詰まらせる食品の摂取をやめれば、花粉症の発症はしなくなります。腸には、体内の免疫細胞の7割が集中しており、そこが汚れていると免疫が機能しなくなり、花粉症を発症することにつながります」

腸をきれいにする食生活

 斎藤の言うように、腸のことを考えて生活することが、腸をきれいにする食生活を意識することになり、小麦をやめたことで、花粉症の症状が出なくなったと強く感じたのではないか、という。

「小麦粉の中にはグルテンが含まれており、腸を詰まらせる原因となります。それを知らず、小麦で作られたうどん、パスタ、ピザ、パンなどを食べる生活を続けて、舌が慣れてしまうと、花粉症の原因がそこにあるとは気づきにくい」(菊永さん、以下同)

 たしかに、花粉症で困る止まらない鼻水や涙は、点鼻薬や目薬で何とかしようとしてしまう。

「それよりも、血液を作る腸の状態をよくして、血液をきれいする。きれいな血液が体内を巡っていると、すごく元気。生活習慣病の人は血管が詰まっています。血管の詰まりも改善しないといけません。腸と血液と血管を同時にきれいにしないと飛躍的によくならない。腸と血液と血管を同じタイミングできれいにして、初めて全身の巡りと循環につながります。きれいな血液を作る前には食べる物が重要。化学調味料を含めて、問題があるものが入っているものは避けて、少しでも自然に戻るように心がけましょう」

 朝昼晩すべてがパンとパスタとピザではなく、昔ながらの和食を心がけることが大事。

「ご飯、みそ汁、お魚、副菜、発酵食品として納豆を食べるのが基本で、小麦をつかったうどんや蕎麦は週に2回ぐらいなら、全然いい。小麦は、摂取する頻度を気にしたほうがいいでしょう」

 また「疲れたら甘いもの」とよく言われるが、菊永さんは「そういったときには果物を」という。

果物は生のビタミン

「果物は生のビタミン。天然の栄養剤で正しく食べれば太りません。フルーツは糖分だから太ると言いますが、栄養学からすると間違った知識です。フルーツに果糖はありますが、ビタミンやミネラルや抗酸化物質も一緒に食べており、カリウムもあれば余計な水分を体外に出してくれる。フルーツでおなかが満たされたら、プチ断食になって、便通もよくなり、お肌もキレイになります。果物が害にならない正しい食べ方があるんです」

 ちなみに、斎藤がやっている発酵食品ばかりの食生活にすれば、誰でも花粉症に効くとは限らないとも。

「腸活はやったほうがいいのですが、花粉症を100%治すというものでは、残念ながらありません。花粉症には、スギ花粉だけでなく、PM2.5やもっと小さい化学物質や黄砂も影響しています」

 それでも、そろそろ本格化する花粉症シーズンに向けて、試す価値はあるかも。

このニュースに関するつぶやき

  • 腸が血液を作るとか,免疫の7割を担うとか,すごい新説! ぜひ,医学専門誌に論文発表して,定説を覆して,証明してみせたら?
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