松村北斗&上白石萌音共演『夜明けのすべて』メイキング写真公開 コメンタリー上映決定

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2024年02月16日 12:11  cinemacafe.net

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『夜明けのすべて』メイキング(C)瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
松村北斗(SixTONES)と上白石萌音がW主演した映画『夜明けのすべて』より、撮影現場の裏側を切り取ったメイキング写真が公開された。

瀬尾まいこの同名小説を映画化した本作は、月に一度のPMSで自らの感情をコントロールできなくなる藤沢さんと、パニック障害を抱える山添くんという、職場の同僚として過ごす中で互いの“生きづらさ”を知ったふたりが支え合っていく日常の物語。

原作の印象を変えずに映像化するため、監督・三宅唱と共同脚本の和田清人は、「これは働くことについての映画であり、現実に生きづらさを抱える人たちがユーモアや人とのつながりによってそれを乗り越えていく物語になる」という2つの柱を軸に脚本を開発。そして三宅監督は、松村さんと上白石さんに直接会い、小説が持つ魅力や相違点について話し合い、2人の意見も取り入れながら、脚本を完成させた。

上白石さんは「三宅監督や松村さんとはいつもいろんな話をしていました。映画とは関係ない話をしてゲラゲラ笑いあったかと思えば、これから演じるシーンについて新しいアイディアが生まれたり。会話から生まれたものがたくさんある現場でした」と撮影をふり返っており、友達でも恋人でもない同志のような関係を紡ぐ山添くんと藤沢さんのやりとりについて、「このやりとりだと恋愛的な要素が出てきてしまうのでは」と率直な疑問をぶつける松村さんとそれに答える監督の姿もあったそうで、演技をめぐる会話を含めた全ての会話を大切にし、チーム全体が心を開いて臨めた現場があったからこそ、本作を特徴づける特別な関係性を描くことができた。

さらに、山添くんと藤沢さんのこれから歩む道筋が見えてくる大事な局面となるシーンが撮影されたクランクアップの日のエピソードも公開。クランクイン前には「その日その日の俳優の状態や天気にも臨機応変に対応できる、ある種の懐の深さをもって臨みたいと思っていました」と語っていた三宅監督だが、その日は一度差し込んだ太陽の光をもう一度捉えようと撮影隊が待つことに。松村さんが呪文のようなものを唱えながら晴れを祈り始めると、一同がわっと盛り上がる場面が。「本当に奇跡のような美しい光が差し込んできました。山添くんが持っている何かが作用したんでしょうね」と監督がふり返るほどの素晴らしい仕上がりとなり、「自転車のシーン、山添くんにとっての変化の象徴で、美しすぎて理由もなく涙がボロボロ出た」と最も印象的なシーンとして挙げる観客も。

メイキング写真では、クランクアップ時の様子や職場でくつろぎながら話す2人、ベランダから指ハートを送る上白石さんや、撮影の合間に笑顔でリラックスする松村さんの姿などが収められている。

そして本日より、副音声コメンタリー上映が全国の上映劇場で実施されることが決定。映画本編に合わせて、松村さん、上白石さん、三宅監督による撮影時の裏話をはじめ、ここでしか聞くことができないエピソードに注目だ。

『夜明けのすべて』は公開中。





(シネマカフェ編集部)
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