そうはいっても、育児で追われているのでコウヘイのスケジュールまで完璧に把握する余裕はありません。それにヒナが生まれる前までは大体20時前には帰宅していたので、余計にモヤモヤしています。
仕事に支障が出るからと別部屋で寝ているコウヘイが、ヒナの夜泣きで眠れない私の気持ちをわかってくれるはずもなく……。そもそもコウヘイは以前から私の気持ちにあまり寄り添ってくれません。特にヒナの妊娠中につわりが悪化したときはつらい思いをしました。
つわりが悪化して入院を勧められた日はタクシーでなんとか帰宅したのですが、コウヘイはつまみを食べながらビールを飲んでいました。有給休暇を取得したにもかかわらず、病院には「せっかくの休暇を無駄にしたくない」と付き添ってもくれませんでした。私は泣きながらコウヘイに抱きつき、体調のことを打ち明けました。しかし、コウヘイはこう言いました。
その日から私は、コウヘイに期待しなくなりました。コウヘイの言動にやきもきするよりも、今はヒナのことを第一に考えて自分の感情は押し殺そう。ずっとそう思っていたのですが……。
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コウヘイの衝撃的な発言に唖然とした私は、持っていた菜箸を落としてしばらくフリーズしてしまいました。育児と家事に追われている私と大事な娘を置いて元カノに会いに行くというのはどういう魂胆なのでしょうか。いままでコウヘイの言動に何度も目をつぶってきた私でも、さすがにふつふつと怒りがこみ上げてきました。今は問い詰めたい気持ちでいっぱいです。
皆さんはこの状況、どう思いますか?
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・風沢氷花 作画・善哉あん 編集・elokuu