二宮和也が語る仕事のこだわり「1+1を3にしたい」“一番会う仕事仲間”菊池風磨の素顔を明かす!?【オリコン ライターズ】

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2024年02月18日 18:00  ORICON NEWS

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18日放送『ライターズ!』(日本テレビ系 深1:30〜)に登場する二宮和也
 顔出しNGの敏腕ライターたちが覆面姿で登場し、ゲストの素顔や番組の見どころを紹介する番組『ライターズ!』(日本テレビ系)。第19回(18日 深1:30〜)は、二宮和也が登場。自身の冠番組『ニノさん』の特番として25日放送の『ニノさんとあそぼ』(後7:00)について、見どころを自らたっぷりと語ってくれた。

【番組カット】パワースポットを堪能する『ニノさんとあそぼ』メンバー

■多忙な芸能人の友だちと「仕事でスケジュールを押さえると遊べるって気づいた(笑)」

 2013年にスタートし、現在は日曜の朝に放送されている人気番組『ニノさん』。二宮をはじめとする同番組の出演者たち“ニノさんファミリー”が総出でゲストのリクエストに応え、全力で遊びつくす特番が『ニノさんとあそぼ』だ。昨年夏の第1回のゲストは小泉孝太郎、有村架純、藤木直人、森星、満島真之介。第2回は吉永小百合、葉加瀬太郎&向日葵親子、広瀬アリス、岸優太と豪華な面々がニノさんファミリーとさまざまな遊びを楽しんだ。

 二宮はこの番組について「ゲストの方々がやりたいことや行ってみたい場所で、我々ニノさんファミリーと一緒に遊ぶというだけです。プライベートでも仲良くしている人も出演してくれるのですが、『今度遊びに行こうよ』と言ってもみんな忙しいのでなかなか実現しないことも多いじゃないですか。それが番組に出てもらって仕事としてスケジュールを押さえてもらうと遊べるじゃんって、誰かが気づいたんですよ(笑)」と“秘密”を明かす。

 第3弾となる今回に出演するゲストそれぞれとの関係性と、“あそび”について教えてもらった。まずは、長年にわたりハリウッドで活躍し続け、日本を代表する俳優の渡辺謙。「“ケン”とは『硫黄島からの手紙』というハリウッド映画で共演したのですが、海外で撮影したのでいろいろとケアをしてくださり、先輩後輩っていうより上司と部下みたいな感じで、すごく話しやすいです。冗談を冗談と分かってくれて、ちゃんとバラエティーもやってくださいますし、気風(きっぷ)が良い方ですね。今回は本当に久々に会って話したのですが、すぐに『ケンはこんな人だった』と思い出せしたし、そういう関係性も番組を見てくださったら分かっていただけると思います」。

 渡辺は海外での仕事も多いだけに頻繁に会うのは難しいが、会えば一気にいつもの関係に戻れる。そんな気心の知れた渡辺との“あそび”は、彼が復興支援をきっかけに10年以上通い続ける宮城県・気仙沼などへの東北1泊2日ツアー。「ケンが日本にいるタイミングで、『気仙沼に来れる?』と言っていただいたので『行きますよ』という感じで実現しました」。今回二宮は、渡辺からの指令で“人生初のアルバイト”も経験する。

■京都で修学旅行生とすれ違い「これはキャーキャーポイントだな」と身構えるも…

 続いてのゲストは、ドラマ『山田太郎ものがたり』で二宮と初共演し、2022年放送のドラマ『マイファミリー』では二宮の夫婦役を演じた多部未華子。「“おたべちゃん”とはずっとやってきて、『マイファミリー』の後には“たまきん”……、僕は玉木宏をそう呼んでるんですけど(笑)、おたべちゃんとたまきんと僕でご飯を食べたりもしてます」。

 今やプライベートでも仲が良いという多部と向かったのは、歴史と情緒にあふれる街・京都。「おたべちゃんも忙しくて疲れてると思ったので、京都でほっこりしようと言ってみたけど、集合時間は朝の5時で(笑)。でも、プライベートじゃなくて仕事だからこそゆっくり見ることができて面白かったですし、京都は人の数がすごかったですね。ロケ中に高校生の修学旅行っぽい集団がいて、すれ違うときに『これはキャーキャーポイントだな』ってちょっと構えたんですけど、カメラとかには反応するけど僕らはまったく気づかれなくて。あれ?と思ったけど、言葉を聞いてみたらどうやら海外の学生さんだったみたいで『あぁ、そういうことね』って(笑)」。まさかの肩透かしも味わったようだが、「海外の方がすごく増えているとか、リアルな京都を実際に歩いて知ることもできました」とうれしそうに振り返った。

 3組目は、大ヒット曲「ケセラセラ」で昨年の『日本レコード大賞』を受賞した3人組バンド・Mrs. GREEN APPLE。二宮主演の映画『ラーゲリより愛を込めて』(2022)の主題歌を担当したことでヴォーカル/ギターの大森元貴を中心に親交を深めた。彼らと向かったのは東京ディズニーリゾートで、ニノさんファミリーが総勢12人も集まることに。「さすがですよね。渡辺謙さんの気仙沼は4人だったのに(笑)。本当はミセスの3人とゆっくり話しながら回りたかったけど、結果的に普通に遊んだ感じになりました。それで僕は気づいたんですけど、普段はみんな『忙しい』って言ってなかなか集まれないけど、本当は集まれるんだなって。ディズニーリゾートだとみんな朝早くから予定を合わせて来られるっていう(笑)。改めてディズニーリゾートの魅力を感じました」。

 ちなみに、今回は『ニノさん』らしく「とにかく楽しんだ」とのこと。「みんなで情報番組みたいに紹介しようとしたんだけど、『アレに乗りたい!』とか『あ、象だ!』とかしか言わないし、楽しすぎて結局は遊んじゃって(笑)」と話していたが、全員が自然体で遊んでしまうのも『ニノさんとあそぼ』という番組の魅力なのかもしれない。

 少し気が早いが、第4弾の構想について話を振ると「友達の数って限られるけど、ニノさんファミリーの友達も呼んでみたいですね。たとえば(菊池)風磨の友達と一緒に遊んだりとか、陣内(智則)さんは友達が500人ぐらいいるって言ってるし(笑)」とさらなる広がりに期待する。「ミセスとのロケも終盤は陣内さんと3人が仲良くなって『ワイはミセスや』って言ってて、今度ライブに行くって約束してたり。そうやって『この人とこの人が仲良くなるんだ』って輪が広がっていくのも見ていて楽しいですよね」。

■10年を超える長寿番組『ニノさん』スタッフの熱意には感謝も「休みが…」

 特番『ニノさんとあそぼ』の母体ともいえるレギュラー番組『ニノさん』は、放送期間が10年を超える長寿番組として現在も高い人気を誇っており、二宮にとっても「生活の一部になっています」と言うほど欠かせないものとなっている。「変わらないメンバーが集まって変わらない空気感でやっている番組なので、たまに本当に放送しているのかしてないのか分からないくらい(笑)。放送されてなくてもみんなと集まって話せたから良かったよねって、寄り合い所みたいな存在ですね」。

 そんな『ニノさん』の今後の展望を聞くと、「後ろ向きに捉えてほしくないんですけど……、休みが欲しいです」とおちゃめな回答が返ってきた。「箱根駅伝とかとカチ合わない限り、放送を休まないんですよ(笑)。休止がないってことはありがたいんですけど、普通はスペシャルをやったら翌週はお休みで違う番組をやったりするのに、この番組のスタッフさんは休まない。皆さんの『放送したい!』っていうやる気はうれしいですし、それがいい形で番組として届けられているとは思いますけどね」と熱いスタッフへの思いを打ち明けた。

 ニノさんファミリーの菊池風磨は、YouTube『よにのちゃんねる』のメンバーでもあり、二宮が最も会っているといえる仕事仲間だ。『ニノさん』と『よにのちゃんねるを』同じ日に収録することも多いという。そんな菊池と長い時間を過ごす二宮に、“菊池風磨の意外な一面”を語ってもらった。

「いい先輩に粋なことをしてもらってきたんだなって感じます。Sexy Zoneのライブの時に、バックで踊ってくれたジュニアの子たち全員に名前入りの靴をプレゼントしたという話を聞いて。そういうのって、自分も誰かにやってもらえる環境にいないとなかなかできないことですし、自分は先輩にかわいがられて、自分がやってもらったことを後輩にもやってあげたいって継承していく。後輩のプロデュースも積極的にやっているみたいですし、そういう面があるって知って、すごく感動しましたね」

 そんな菊池が見て学んでいったのは、まさに二宮の背中だったのではないか。そう尋ねると、二宮は「いやいや…」とにやけながらもうれしそうな笑顔を見せてくれた。

 続けて『ライターズ!』恒例の質問として、ゲスト自身に自分を語る上で欠かせない要素を方程式で紹介してもらうコーナー「ゲストさんの方程式」に二宮がチャレンジ。フリップに書き記した方程式は「1+1=3が二宮和也」、その真意を「仕事の現場にもう1個、楽しさや面白さみたいなものを置いていきたい」と解説した。“1+1”を求められる仕事であっても、求められる以上の何かとしてさりげなく“1”を加えたい。「いい人って思われたいから」とはぐらかすが、「何年目とか何歳とか関係なく、一緒に作っている人たちが納得できるものにプラスして『この時間は良かったね』って思ってもらいたい。理想も込めてですが、1+1が3や4になるようにやっていきたいですね」。これが、二宮の仕事人としてのこだわりであり原点だと言えるだろう。

■マネージャーの次は「車の確保」毎朝のSNS投稿はリアルタイムに投稿してる?

 昨年11月には個人事務所「株式会社オフィスにの」を設立し、新たなスタートを切った二宮。先日は自身のX(旧ツイッター)で「【速報】二宮、マネージャーさん見つかったってよ」と報告していた。次のステップを聞くと「車の確保です」と現実的な課題に向き合っているが、自分でいろいろと取り組む環境を楽しんでいるようにも見える。

 「少し前まで自分だけでスケジュールを管理していたけど、マネージャーが来てからはスケジュールがアップデートされて共有されるので、懐かしくもあり新鮮でもあります。今後はドラマや映画はもちろん、バラエティーにも顔を出していきたいと思っているし、一つの仕事に対してさまざまな角度から関わることができるようになってきたので、本当にいろんなところに行ってみたいです。そのために、やっぱり車が必要ですね(笑)。今年は大変なんですよ、いただいた仕事のオファー全部に首をタテに振ってきたので(笑)。でも仕事をしているときは元気で楽しそうって見ていただきたいので、健康に気をつけて頑張りたいです」

 最後に、記者が個人的に気になっていたことを聞いてみた。二宮はXで毎朝「皆ーおはよー」と投稿しているが、朝6時台と早めの時間が多いため、実際に起きたタイミングで投稿しているのだろうか。問いかけると、二宮は「そうなんですよ。別に早起きしようと思っているわけじゃないし、自分は目覚ましもかけてないけどあんな時間に目が覚めるので、起きたらポストして1日が始まる感じになっています」と答えてくれた。

 今では二宮のポストを朝のあいさつとして楽しみにしているファンも多く、投稿した直後に多くのコメントも寄せられている。「起きるの早いですねってコメントが来るけど、そう書いてるあなたも早起きでしょって(笑)。『あれを見たよ』とか報告してもらったり、いつの間にか大事な交流の場になりましたね」。
(取材・文/ストームイガラシ)
※取材の模様は、18日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 日曜深1:30)でもご覧いただけます。放送後はTVerでも期間限定で配信されます。
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