『陰陽師0』山崎賢人、京都がい旋  染谷将太&奈緒らと異例の“世界遺産レッドカーペット”セレモニー

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2024年02月19日 18:05  ORICON NEWS

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映画『陰陽師0』キックオフイベントに登場した(左から)奈緒、山崎賢人、染谷将太、佐藤嗣麻子監督
 俳優の山崎賢人(※崎=たつざき)、染谷将太、奈緒が19日、京都の世界遺産・仁和寺で行われた映画『陰陽師0』(4月19日公開)キックオフイベントに、佐藤嗣麻子監督とともに出席した。

【動画】山崎賢人、染谷将太&奈緒らと安倍晴明ポーズ!

 安倍晴明生誕1100年を記念し、夢枕獏氏『陰陽師』シリーズ(文藝春秋)を映画化。学生時代の晴明(山崎)が源博雅(染谷)から徽子(よしこ)女王(奈緒)を襲う怪奇現象の解決を頼まれ、平安京を巻き込む凶悪な陰謀と呪いが動き出す…。ロケ地の一つ・仁和寺に深紅のカーペットが敷かれ、山崎は「撮影でもお世話になった仁和寺でイベントができて、とてもうれしいです」と感慨にひたった。

 通常は非公開の国宝・仁和寺金堂でも撮影が許され、山崎は「昔から残っていて、世界遺産となる場所はパワー、エネルギーがすごいと思うので、そのような場所で晴明を演じたことで、エネルギーが満ちあふれる映像となりました。金堂の中も研ぎ澄まされた空間で、静寂に包まれていました。完成した作品にも映し出されているので注目してほしいです」とアピール。

 染谷が「歴史を刻んでた場所に立って、演技するというのは賢人くんが言うように、エネルギーや場所の力を借りて演技をさせていただきました」といえば、奈緒は「(私の撮影は)夜のシーンが多く、東京にはない暗闇を感じました。没入感のある中での撮影でした。また、とても美しい衣装も着させていただきました」としみじみ。

 ロケ地に仁和寺を選んだ理由について佐藤監督は「天皇家に代々縁のあるお寺で、晴明が教えを請いに行った人物が実際にいた場所とされている場所だったので採用しました」と明かした。このほか、京都・大覚寺や岩手の“歴史公園えさし藤原の郷”に組まれた大規模セットなど、日本全国各地で大規模な撮影を経て、映画が完成した。

 山崎は「率直にとても面白かったです。現場では想像でしかなかった呪術を使うシーンやVFXの部分を完成した作品で観られて、うれしかったです。僕も呪術を使えるようになりたいですね」と満足げ。染谷は「想像を超えて面白かったです。壮大なエンターテイメントでずっとスクリーンに釘付けでした」と続き、奈緒は「誰かと語り合いたいと思う作品でした。とても美しくて、誰も見たことがない作品が国宝と呼ばれる場所で撮影されて、それがスクリーンに閉じ込められてる。そんな今だからできる奇跡みたいなものが集まった作品です」と自信を示した。

 夢枕氏と親交が深い佐藤監督は「まずは獏さん、そして獏さんのファンを喜ばせたいという気持ちでした。原作から外れないように意識しました。作品を見て、獏さんが泣いてくださったので、すごくうれしかったです」と感情がこみ上げ、言葉を詰まらせる場面もあった。

 劇中では、晴明の知られざる学生時代が描かれる。山崎が演じた“若き”晴明について染谷は「かっこよさの中に繊細さがあった。安倍晴明もひとりの人間なんだなと思いました。それにすごく感動しました」、奈緒は「完全無欠にみえるが、実は弱い部分があって、それを乗り越えた人なんだなと思いました。作品を見ることで安倍晴明という人物を心から愛することができました」と絶賛。

 そして山崎は「とても恰好良かったと客観的に見て思いました。陰陽師になる前の“若き”安倍晴明、博雅との関係性を監督と染谷君3人で作っていくことが非常に楽しかったです」と充実感をにじませ、「最強バディ誕生だよね」と染谷と顔を見合わせた。そして「日本の呪術はここから始まります。ぜひスクリーンで楽しんでください」と呼びかけた。


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