ヨルシカのsuis、声優に初挑戦　AI役に手応え「とても楽しかったです！」　大塚剛央＆高橋李依と共演

　ヨルシカのボーカル・suis（スイ）が声優に初挑戦したアニメーション動画『今は将来に入りますか。』が、京セラの特設サイトで20日に公開された。ヨルシカは主題歌も担当し、2人組音楽ユニット・DUSTCELL（ダストセル）のコンポーザー・Misumiが書き下ろした新曲「星めぐる詩」が起用された。

【動画】【推しの子】の大塚剛央＆高橋李依も…ヨルシカ・suisが初声優の『今は将来に入りますか。』

　本動画は、就活生やZ世代に向けたオリジナルアニメーションの第3弾で、将来に展望が持てずに焦りを感じている主人公・隼人が、同じように悩んだ経験を持つAI研究者の小夜や「進路選択を応援するAI」と触れ合う中で、前向きな気持ちを持つようになる物語。将来を考える上で大切なことは“自分自身のこれまでの積み重ね”だと気付き、“自分の未来を考えられるのは自分しかいない”ことを、繊細なアニメーションで描いている。将来の自分の姿を描けずに不安を感じ、進路に悩む大学生や就活生に寄り添う作品だ。

　社会学部2年生の主人公・隼人役には、アニメ『【推しの子】』や『メダリスト』で活躍する声優の大塚剛央。大学でAI研究をしている若手博士・小夜役には、アニメ『【推しの子】』や』『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』で知られる声優・高橋李依が起用された。

　声優初挑戦でAIちゃん役を務めたsuisは、「とても楽しかったです！」と感想を述べ、「まだ自分の気持ちもわからない隼人にとってAIちゃんは頼りなく、幼子のように正直な相手なので…そういう雰囲気が出せたらいいなと思いました。それから今は機械が人間のようにしゃべる時代なので、逆にちょっと違和感が残るしゃべりだったらいいなって願望も込めました」とコメント。

　また、完成されたアニメを観た大塚は、「映像も楽曲もとても素敵でした。細かなところもしっかり作り込まれているからこそ、リアリティが感じられます。迷っている人の背中をそっと押してくれるような、温かく優しい作品だと感じました」と手応えを感じたようだ。

　一方、隼人と同じように将来に悩んだ経験を持つ高橋は、「声優を目指し始めた頃から常に悩んでいます。オーディションの合否、現場でのやり取り、正解のないお芝居。今作で描かれたような問いかけは、今現在の私にも刺さります」と話した。