“腰椎すべり症”告白の松前ひろ子、新人との出会いは「神様がくれたプレゼント」 お披露目会で涙のエール

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2024年02月21日 18:00  ORICON NEWS

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“腰椎すべり症”告白した松前ひろ子 (C)ORICON NewS inc.
 歌手の松前ひろ子が社長を務め、三山ひろしらを擁する「ミイガンプロダクション」所属の小山雄大(20)が、4月10日に「道南恋しや」でキングレコードからメジャーデビューする。それに先立ち21日、都内でお披露目会を開催。松前も参加し、新人の門出を祝った。

【写真】涙…!母と恩師に決意を伝える小山雄大

 小山は、4歳から本格的に民謡を習い、2009年、2011年、2015年には『道南口説節全国大会』の幼年の部、少年一部、少年二部でそれぞれ優勝。16年に上京し、作曲家・弦哲也氏のもとでレッスンをスタートし、同年に『NHKのど自慢』チャンピオン大会でグランドチャンピオンに輝いた。

 お披露目会では、デビュー曲「道南恋しや」やカップリング曲「椿咲く島」を歌唱。マジックが特技であることから名付けられた“マジックボイス”を存分に響かせた。「道南恋しや」は作詩にさわだすずこ氏、作曲に恩師・弦氏を迎えた1曲。「椿咲く島」は長崎・五島列島を舞台とした楽曲で、作曲・作詩ともに弦哲也が手がけた力作となっている。

 松前は昨年7月7日、都内の大学病院で腰椎すべり症の手術を受けた。この日も杖をつきながら登壇し、「2本の固定棒が背中に入っております。それが思うように私の体に馴染んでくれないために、歩くのもちょっと不自由をしております」と経過を報告。

 小山と出会ったのは「症状が一番苦しい時期だった」というが、「弦先生から『民謡歌える演歌歌手の子がいるんだけど』と紹介していただいて。私も長いことそういった子を探していたこともあり、そのニュースを聞いたとき、神様が私にくれたプレゼントなのかなと思った。それで、退院したら一番先に会おうねと伝えたんです」とうれしそうに振り返った。

 続けて「歌手として今年で55年目を歩き出しておりますが、自分の過去を振り返っても、このような素晴らしいご縁をいただけるなんて、夢のようでございます」と小山との出会いに感謝。「小山が事務所に入ってからまだ6ヶ月。本当にまだまだですが、私も皆様への恩返しのつもりでがんばりたいと思っております」と決意を伝えた。

 さらに、同事務所の先輩となる三山からは、「まだ小山くんのことはよくはわからないけど、松前先生が喜ぶことなら僕はどんなことでもします。先生、幸せになりましょう」と言われたそう。結果、三山は小山の“教育係”となった。

 松前はそんな三山に「いろいろなことを、気を遣って教えてくれた。いつも小山を連れて歩いて、一生懸命指導してくれました」と感謝し、「あの言葉は今でも忘れておりません。この子にかけることは、すべてにおいて三山に対する恩返しでもある。小山も親孝行してほしいと思っております」と、涙ながらに呼びかけた。

 小山は「松前先生とは去年の8月に初めてお会いしました。オーディションという形だったんですが、『いきなり会ってオーディションというのも緊張すると思うから、その前にお食事しましょう』と言ってくださった。その家族感、温かみに感謝の気持ちがいっぱいです」と頭を下げた、そして三山に対しても、「ステージマナーやお客様への心配り、立ち居振る舞い方など、人として大切なことをたくさん教えていただきました。本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。

 デビューシングルのカップリング曲「椿咲く島」のパフォーマンス時には、<母さんごめんよ 心配かけて 笑顔で帰れる その日を信じて>と歌う目に再び大粒の涙が浮かんだ。「やっぱり<母>や<母さん>といった詩があると、ちょっとグッと来るものがあります」と照れ笑いを浮かべ、「親には女手1つで育てていただいたので、たくさん苦労もかけましたし、たくさん我慢もさせてしまったと思うんです。早くお母さんにも恩返し、親孝行ができるようにこれから頑張っていきたいと思います」と力強く語った。
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