キングレコード11年ぶりの新人歌手・小山雄大、母と恩師に涙の決意「早く親孝行ができるように」

1

2024年02月21日 18:00  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

母と恩師に涙の決意を伝えた小山雄大 (C)ORICON NewS inc.
 歌手の松前ひろ子が社長を務め、三山ひろしらを擁する「ミイガンプロダクション」所属の小山雄大(20)が、4月10日に「道南恋しや」でキングレコードからメジャーデビューする。それに先立ち21日、都内でお披露目会を開催。小山は1月22日のデビュー発表から1ヶ月が経った現在の心境や今後への意気込みを語った。

【写真】三味線を披露した小山雄大

 小山は、4歳から本格的に民謡を習い、2009、11、15年には『道南口説節全国大会』の幼年の部、少年一部、少年二部でそれぞれ優勝。16年に上京し、作曲家・弦哲也氏のもとでレッスンをスタートし、同年に『NHKのど自慢』チャンピオン大会でグランドチャンピオンに輝いた。

 お披露目会では、デビュー曲「道南恋しや」やカップリング曲「椿咲く島」を歌唱。マジックが特技であることから名付けられた“マジックボイス”を存分に響かせた。「道南恋しや」は作詩にさわだすずこ氏、作曲に恩師・弦氏を迎えた1曲。「椿咲く島」は長崎・五島列島を舞台とした楽曲で、作曲・作詩ともに弦哲也が手がけた力作となっている。

 キングレコードの村上潔社長は「演歌部門としては11年ぶりの新人となりますので、全社をあげて大切に育て、大輪の花を咲かせたい」と決意。さわだ氏は「彼はいつ会っても笑顔で、一生懸命で。私も諦めないということを教えてもらっている」と涙を流しながら小山の人柄を詩に込めたと伝え、小山も目もとを拭った。

 弦氏は、小山との出会いやレッスンの日々を振り返りながら、「あまり飲み込みのいい男ではないが、いつも笑顔を作って頑張っている。私も厳しく指導していますが、同時に『女手1つで育ててきた母ちゃんが側にいるんだから、泣き顔なんか見せるな。笑顔でいれば、いつか幸せがやってくるんだから』と伝えています」と語った。

 そして、小山を地元・北海道のジャガイモにちなんで「“ジャガー”と呼んでいるんです」と笑いも誘い、「まだまだ小粒ですけれども、味のいいジャガイモでございます。今後は皆様からも厳しくご指導いただければ」と呼びかけた。

 松前は「このような素晴らしいご縁をいただけるなんて、夢のようでございます。神様が私にくれたプレゼントなのかな」と小山との出会いを回顧。「小山が事務所に入ってからまだ6ヶ月。本当にまだまだですが、私も皆様への恩返しのつもりで頑張りたいと思っております」と決意を伝えた。

 続けて、同事務所の先輩となる三山から「まだ小山くんのことはよく知らないけど、松前先生が喜ぶことなら僕はどんなことでもします。先生、幸せになりましょう」と言われ、教育係を買って出てくれたと感謝。「あの言葉は今でも忘れておりません。この子にかけることは、すべてにおいて三山に対する恩返しでもある。小山も親孝行してほしいと思っております」と呼びかけた。

 小山は「松前先生とは去年の8月に初めてお会いしました。オーディションという形だったんですが、『いきなり会ってオーディションというのも緊張すると思うから、その前にお食事しましょう』と言ってくださった。その家族感、温かみに感謝の気持ちがいっぱいです」と頭を下げた、そして三山に対しても、「ステージマナーやお客様への心配り、立ち居振る舞い方など、人として大切なことをたくさん教えていただきました。本当にありがとうございます」と感謝を伝えた。

 デビューシングルのカップリング曲「椿咲く島」のパフォーマンス時には、<母さんごめんよ 心配かけて 笑顔で帰れる その日を信じて>と歌う目に再び大粒の涙が浮かんだ。「やっぱり<母>や<母さん>といった詩があると、ちょっとグッと来るものがあります」と照れ笑いを浮かべ、「親には女手1つで育てていただいたので、たくさん苦労もかけましたし、たくさん我慢もさせてしまったと思うんです。早くお母さんにも恩返し、親孝行ができるようにこれから頑張っていきたいと思います」と力強く語った。

このニュースに関するつぶやき

  • 「王様」ってキングレコードとは関係ないのかな
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ニュース設定