SBK第1戦オーストラリアはピットイン&タイヤ交換が義務に。フィリップ・アイランド新路面によるグリップの高さが問題に

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2024年02月22日 19:40  AUTOSPORT web

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2024SBK第1戦オーストラリアのマシンとフィリップ・アイランド・サーキット
 2月23〜25日にフィリップ・アイランド・サーキットで開催されるスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)の第1戦オーストラリアだが、コースが高グリップでタイヤにダメージが多いことから、レース1とレース2ではピットインしてタイヤ交換をする義務が発生することになった。

 オーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットは、非常にタイヤの摩耗性が高いことで有名だ。過去には、2013年のMotoGPで9〜10周目にマシンの乗り換えが義務化され、マルク・マルケスが11周目に入ったことから失格となった事例がある。また、WorldSBKにおいては、2018年にタイヤ交換が義務化されたこともある。

 今回は、数週間前に新路面となった同地で、20日にテストが行われたが、路面温度が約50度に上がり、タイヤが摩耗。開幕戦のタイヤは2023年11月に製造されたため、新路面のデータがなく、合わなかったようだ。

 それにより、ドルナスポーツ、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)、レースディレクション、そしてピレリタイヤが協議した結果、ライダーの安全を守るためにピットストップの義務付けて、フラッグ・トゥ・フラッグのレースを実施することに同意した。

 そのため、WorldSBKのレース1とレース2は22周から20周に短縮され、スーパーポール・レースは10周のまま。WorldSSPのレースは当初の予定通り18周で開催される。

 ピットストップウィンドウはWorldSBKでは9周目から11周目、WorldSSPでは8周目から10周目までの3周。すべてのライダーはリヤタイヤの交換が義務付けられているが、フロントタイヤを交換するかどうかは状況に応じて判断できることになる。また、レース1とレース2でタイヤ交換が必要となるため、通常の使用できるタイヤのセットは2セット多くなる。

 ピレリタイヤの二輪レーシングディレクターを務めるジョルジオ・バルビエは、その経緯について以下のように語った。

「我々はこのコースをよく知っているが、タイヤの挙動に影響を与える可能性のある変数が多く、予測できないことが多いため、毎年まったく別の話になる。今年、最も重要な要素は、これまでの基準をほぼ完全にリセットした新しいアスファルトによって表される」

「サーキットの再舗装が完了したのは数週間前のことで、今回のレースで使用するタイヤは11月末にヨーロッパから輸送されたものだ。データがないなかでは、過去2シーズンで成功した方法に頼るのが適切だと考えた。しかし、テストの結果ではアスファルトはグリップが高く、フライングラップに有利であることがわかったが、その反面、タイヤに対して非常に攻撃的であり、特に気温が高くなると、左側のトレッドコンパウンドの温度に異常なピークが生じて、タイヤが劣化することがわかった」

「この証拠を考慮し、ドルナ、FIM、レースディレクションとの合意のもと、両クラス(WorldSSPとWorldSBK)のレースにおいてピットストップによるタイヤ交換を義務付けることを決定した。このようなケースでいつも起こるように、フルディスタンスでのレースを望むチームもあったため、難しい決断だった。しかしピレリは、このような状況ではライダーの安全が最優先されなければならないと考えている」
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