2200万人以上のユーザーがいる、フリマアプリ「メルカリ」。実に多くのものが出品され、取り引きされています。その中には、驚くようなものもあります。
その1つが「タマネギの皮」です。ごみとして捨てる人が多いと思いますが、メルカリでは商品として取り引きされています。今回は、なぜ「タマネギの皮」が取り引きされているのか、深掘りします。
●メルカリの出品禁止物をおさらい
メルカリと聞くと、「なんでも売れる」というイメージを持っている人も少なくないと思います。でも実際のところ、出品してはいけない「出品禁止物」もあります。
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例えば、中古の学生服や商品券などの金券、新品や未使用に近い状態ではないモバイルバッテリーなどです。これらを出品するとルール違反になるので、出品が削除されてしまいます。
でも裏を返せば、出品禁止物以外であればメルカリで売れるということ。出品しても良いものの方が圧倒的に多いのです。
●なぜ「タマネギの皮」が売れているのか?
今回紹介する出品物はタマネギの皮です。タマネギが食品として出品されているなら理解できますが、食べることがない「皮」が出品されていて、しかも売れています。国産のタマネギの皮、無農薬のタマネギの皮の方が少し高く売れているようです。
タマネギの皮がメルカリで取り引きされている理由は、「布の染色」や「タマネギの皮茶」として使用される場合があるからです。出品されている商品の説明にも、「染め物にお使いください」と書かれていることもあります。染め方にもよりますが、タマネギの皮を使うと、白い布がオレンジ色に近いきれいな色に染まるようです。
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またタマネギの皮茶については、商品として販売されているので、それを自分で作るユーザーが購入していると思われます。ちなみにメルカリにも「タマネギの皮茶」(既製品)が売られています。
タマネギの皮を使いたい人にとっては、自分で必要な分を集めるのは大変なので、手軽に調達できるメルカリで購入するのかもしれません。
●「タマネギの皮」を出品したいなら、注意したいこと
これまでごみとして捨てていたタマネギの皮が、メルカリで取り引きされていると知ったら、自分も売ってみようかと思うかもしれません。でもタマネギの皮を出品する場合、50gや100gなど、ある程度まとまった量が必要になります。タマネギの皮はとても軽いので、例えば100g集めるとなると、時間がかかるかもしれません。
また、タマネギの皮は乾燥すると細かくなってしまうので、保管にも気を使うことになるでしょう。
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汚れに関しては、きれいに洗浄する必要はなさそうです。ただ、商品説明に汚れが付いている点を記載しておくと安心です。