『光る君へ』益岡徹「もう倫子がかわいくてしょうがないんですよね」【君かたり】

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2024年02月25日 21:00  ORICON NEWS

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大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK
 大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、源雅信を演じる益岡徹の声を紹介する。

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――源雅信について
三巨頭(藤原頼忠、源雅信、藤原兼家)の中では、まぁまぁ左大臣を、しかも長いことやっている名家の出で、そういうのでもちろんプライドとかもある人間なんだろうなと思いながら、より以上の権力、より上に行くんだっていうそういうエネルギーとは逆に向いている人物なんだろうなっていうふうには感じていましたので、それがまぁ優柔不断というか、関白(藤原頼忠)も面白い役ですけどね、そういう意味ではね。

だから右大臣(藤原兼家)が強烈なその自己欲求というか上昇志向というものを持っているとしたらそれとはちょっと違うんだなっていう、欲が少しないんじゃないかってこの人はっていうのが人物なんだろうなっていうふうには(脚本を)読んでいて思いましたけど。

――三巨頭について
右大臣はやっぱり面白いですね。歴史上の人物っていう、その印象が強いですよね。こういう人間が人間の歴史を良きにつけ悪しきにつけ形づくっていた人物なんだっていう、そういう色合いを濃く持っていて、関白もやっぱり翻弄されるタイプというか、力に翻弄されるタイプ。僕はどちらかというと力に翻弄されているとは言いにくいんだけど、家のシーンをやって奥さんは怖がっている人なんだなっていうのはわかりましたけどね。

だから政の世界では、「俺は天皇からの直属の血が流れている」「お前らとは違うんだ」みたいなそういうところがきっとあったと思うんですよ。みんなもそれを知っているから、ことさら蔑んだりはもちろんしないじゃないですか、あがめるというか持ち上げている感じはあるんですけれども、そういう感じかなっていうのは感じていましたね、最初から。

――娘・倫子への道長の婿入りについて
僕はね、もう倫子がかわいくてしょうがないんですよね。できれば結婚しないでもいいんじゃないかって思っているんだろうなっていうね。行き遅れたって思えばいいじゃないかくらいのね。だから道長に対する判断というか、完全に間違っているんですけどね。人物を見る目がない人間なんだっていうのを暴露してしまっているんですけれども(笑)。最後まで「不承知だ」っていうね。この人間のある種のあわれさというかね、おかしみというのが雅信にはあるかもしれないと思いました。
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