50歳反町隆史『GTO』“鬼塚英吉”再演を語る 言葉より「行動」 TikTokは「キックトック」【インタビュー全文】

0

2024年03月01日 00:00  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

『GTOリバイバル』鬼塚英吉(反町隆史)がソフトバンクCM出演
 カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』(4月1日放送、後9:00)を前に、俳優・反町隆史演じる「鬼塚英吉」が、授業風景をソフトバンクの新テレビCMで披露する。鬼塚が登場する「スマホデビュー授業」篇が、きょう3月1日から公開される。

【動画】鬼塚英吉(反町隆史)がスマホを熱血授業…自分はガラケー

 反町が主人公・鬼塚英吉を演じた大ヒットドラマ『GTO』が26年ぶりに復活するとともに、ソフトバンクのCMにも初登場する。「ソフトバンクデビュー割」の魅力を伝える「スマホデビュー1年生」シリーズとコラボし、ドラマ放送に先駆けて教壇に立つ。

■反町隆史 インタビュー全文

――「鬼塚英吉」というドラマの役柄でCM出演されることが決まったと聞いてどう思いましたか?

反町:僕もドラマの役でコマーシャルを撮るというのがほとんど初めてに近いので、今回の話が決まった時にはなんかすごい面白いな、と思いました。
芝居しながら「鬼塚だからこのリアクションができて、それを見たらまた今度違う面白さがある」役の設定がものすごいはっきりしているので、その中で世界観に入っていくというのが、すごく面白いことだなと思います。

――CMでも熱血授業を披露いただきましたが、CMとドラマでの違いや意識したことはありますか?

反町:ドラマだとやっぱり表情だったり、心情のつながりというのをすごく大事にしているんですけど、コマーシャルはどちらかというと「一瞬でお客さんにわかってほしい」というところがあるので、瞬発的な一瞬一瞬の一コマ一コマを大事にしているので、その違いがありますね。

――26年前はハンマーを、そして今回はチェンソーを使ったシーンがございましたが、そのようなインパクトのあるシーンの撮影に臨んでみていかがでしたか?

反町:26年前の『GTO』第一話で、ハンマーを使って壁を壊すというシーンがあったのですが、すごく僕自身が気に入っているシーンだったんですね。言葉とは別に、「鬼塚らしいこと」というのは「行動」なんですよね!言葉ではない、説明でもない、説得でもない。人間関係の信頼というものは、やっぱり「行動」なんですよね。その「行動」をどうやって見せるかというのが、ずっと一つのテーマでもあったので、それが見てる人たちに「こういう先生っていいよね」というのが伝わればなと思っていたので、あのシーンは非常によくできたかなと思っています。

――ご自身の楽曲「POISON」を再び歌ってみていかがでしたか?今回人気バンドBLUE ENCOUNTさんとのコラボとなりましたが、感想などあれば教えてください。

反町:実は今回ドラマ制作にあたって、制作サイドから「今の反町さんの年齢で録り直させてくれないか」という話をいただいたのが最初のきっかけなんです。
そんな中同じ事務所だったブルエンの皆さんが『GTO』がすごく好きということを前から聞いていたので、それだったら彼たちの楽曲とか聞いても、盛り上がり方というものがすごく今の時代の曲というものにリンクすると思い、僕の歌をアレンジというか、新しくしていただくということになりました。
なのでこういうふうにアレンジしていただいて、すごく今風な感じで、盛り上がり方だったり、一体感というものがまた出たかなとは思いますし、またそれが視聴者のみなさんに伝わればとは思います。

――26年前の『GTO』撮影当時と現在での違いはどう感じていますか?

反町:ちょうどソフトバンクさんのCMを撮っているから、やっぱり携帯というものが凄く進化したなというのがありますよね。確かに26年前の『GTO』の時には本当にスマホじゃないですからね!だからスマホ一つでいろんなことがあって、その一つでモノを検索できたり、いろんなことをみれたりするじゃないですか。本当不思議だなとは思いますよね。

――スマホデビュー1年生がテーマのCMですが、鬼塚先生だったら、生徒と一緒にやってみたいこと、デビューしてみたいことは何だと思いますか?

反町:今回の『GTOリバイバル』の中で、TikTokを「キックトック」と言っているのですけども、キックトックで生徒と一緒に踊ろうと誘われるシーンがあるんですが、それも鬼塚は楽しんで踊っちゃうんです。僕はなんかああいうのがすごくいいなというのがあって。今流行っているものに鬼塚が目線を落とし気味にすっと入っていって、そういうことを普通にできる大人というのがなんかいいな、というか「さすが鬼塚だな!」と感じましたね!

――今回反町さんが20代に演じた「鬼塚英吉」を再度演じていただきました。
20代の頃から振り返って、ご自身の中でずっと変わらずに大事にしていることは何かありますか?

反町:やっぱりこの『GTO』という作品は、僕がちょうど24歳、26年前の作品なのですが、生徒に対して何を伝えてあげられるか、鬼塚が何を話せるか。また上からの目線ではなくて、本当に生徒の目線で話すというのがまず一つのテーマだったのと、言葉より「行動」で見せるということがもう一つのテーマでした。でもドラマ上、言葉より「行動」を見せるのってとても難しいことなんですよ。やっぱりセリフで話していった方が、話の筋というのは掴みやすいですから。ただそれを鬼塚らしい「行動」で見せる、それを生徒にわかってもらうというのがすごく大切なことなんですよね。だからそれは今回『GTOリバイバル』でも変わらずに、その基本ラインを目指しました。

生徒から鬼塚が信頼されたことによって、周りの大人とはちょっと違う先生だよと何かが変わっていき、生徒から「この鬼塚ってやつは信頼できるよね」「最後に救ってくれるのは鬼塚かもしれないね」という変化の、きっかけというものがそういう行動だったりするので大事にしました。今回26年ぶりにこういった形で、作品を作らせていただいたのですが、やっぱり時代は変わっても、心という本質的なものは変わらないですよね。だからそこを大事にしたいなとは思いますし、また26年前に見てくださった方々をやっぱり裏切りたくない。その当時見てくださっていた方々の中にも「鬼塚ってこうだよね」「そうだよね、これだよね」という想いがある中で、今の年齢の僕ができる50歳になった鬼塚という役、年齢相応の鬼塚というのを見て、そのちょうど皆さんの人生と同じ時間軸を生きている鬼塚というのを、当時見てくださったたくさんの人に楽しんでいただけたらなとは思います。だから一番気にしていたのは、鬼塚自身の変わらないところというのはそういうところだし、俳優としての僕自身としては26年前に見てくださった方を裏切りはしたくない、という想いが一番ですね!


動画を別画面で再生する



    ニュース設定