『さよならマエストロ』“頑固おやじ”柄本明の「迫力すごい」 不器用な雪解けシーンに反響も

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2024年03月03日 21:55  ORICON NEWS

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日曜劇場『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』の場面カット(C)TBS
 俳優の西島秀俊が主演を務める、TBS系日曜劇場『さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜』(毎週日曜 後9:00)の第8話が3日に放送され、俊平(西島秀俊)の学生時代の“ある出来事”が描かれた。

【気づいた?】元プロ野球選手が”数秒だけ”出演していた!

 第8話は、響(芦田愛菜)は天音(當真あみ)を心配し、大輝(宮沢氷魚)に付き添ってもらい彼女の家へ。しかし、玄関先で応対した父親の白石(淵上泰史)は取り付く島もない。そんな中、天音のことが気になっていた海(大西利空)は、ある行動を起こす。

 一方、俊平は、招待されていた母校の創立記念イベントへの出席を決めた。四国・高松の実家に帰るのは30年前に家出して以来だ。故郷への30年ぶりの帰省で明かされる俊平の過去。俊平が父・行彦(柄本明)に勘当された理由が明らかになる。そして、俊平はある目的で、故郷に帰ってきていた…というストーリーだった。

 「親子二人三脚で甲子園に出て、プロになるのが目標だった」。しかし野球少年だった学生時代の俊平は、隣の空き家で演奏していたシュナイダー先生との出会いを境に音楽にのめり込む。そして初めて東京で鑑賞したコンサートで「初めて生で浴びたオーケストラの僕は決めた。指揮者になりたい。いや、指揮者になる」と。

 それは父と掲げた夢との決別でもあった。行彦は激怒し、シュナイダー先生に「うちの息子に馬鹿げたことを吹き込んでからに!」と詰め寄る。仲裁に入った俊平が思わず手を出してしまうと「出ていけ!もうお前は私の息子でない!出ていけ、もう二度と帰ってくるな!」と声を荒らげ、勘当を言い渡した。

 30年ぶりに帰省した俊平は、引退試合を終えた父に「お父さん、長い間お疲れ様でした。ずっと会いにこれんでごめんなさい」と頭を下げ「お父さんの望む息子になれんでごめんなさい。野球選手にはなれやんだけど、野球に負けんくらい、音楽で人の心熱うしたいと思ってる。自分の選んだ道で精一杯頑張るけん。見よって」と呼びかける。

 行彦は「俊平、何言い寄る。誰が見るか! もう帰ってくるな!」と一度は厳しい表情を見せるも「帰ってこんでええけん!しっかりやれー!」と不器用ながらエールを送った。視聴者からは「柄本パパの迫力すごい」「昭和の頑固おやじだけど、実際にこんな人いたな」「なんだかんだで仲直りできてよかった」「不器用すぎるけどこれもこの親子の形」などの声が寄せられている。

 本作は、金曜ドラマ『凪のお暇』(19年)、『妻、小学生になる。』(22年)などを手掛けた大島里美氏によるオリジナルストーリー。劇伴を『テセウスの船』(20年)、『日本沈没―希望のひと―』(21年)などを手掛けた菅野祐悟氏が担当。東京音楽大学教授であり、日本クラシック界を牽引している世界的指揮者の広上淳一氏がオーケストラを全面監修し、東京音楽大学がオーケストラの演奏部分を全面バックアップ。今作が初共演となる西島秀俊&芦田愛菜が不器用な父と素直になれない娘の親子の愛の物語を紡ぐ。
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