鈴木亮平、アジア映画界からも表彰「さらなる高みを目指す」 香港での授賞式出席へ

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2024年03月05日 08:10  ORICON NEWS

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俳優・鈴木亮平がアジア全域版アカデミー賞「第17回アジア・フィルム・アワード」Excellence in Asian Cinema Award受賞
 俳優の鈴木亮平が、アジア全域版アカデミー賞とも言える「第17回アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)で、「Excellence in Asian Cinema Award」を受賞した。韓国の俳優、イ・ヨンエも同じ賞を受賞し、両受賞者は、今月10日に香港で行われる授賞式に参加する予定だ。

【画像】鈴木とともにExcellence in Asian Cinema Awardを受賞したイ・ヨンエ

 鈴木は「この度アジア・フィルム・アワードから、このような評価をいただき、大変光栄に思います。これを励みにさらなる高みを目指し、この業界に貢献していきたいです。また、香港で開催される第17回アジア・フィルム・アワードの授賞式に出席し、アジアの観客や映画関係者の皆さんと交流ができることを楽しみにしています」とコメントを寄せた。

 「Excellence in Asian Cinema Award」は、優れた才能を持つ映画人にスポットを当て、その映画人のアジア映画界・アジア文化における業績と貢献を称える賞。今回、俳優として約20年間に30作品以上に出演し、アジア映画界にその足跡を残してきた鈴木に、さらなる活躍への期待を込めて同賞が贈られる。

 日本人としての受賞は、第9回(2015年)の中谷美紀、第13回(19年)の役所広司、第16回(23年)の阿部寛に続き、4人目となる。

 鈴木は、18歳で学生演劇を始め、演劇学校アクターズクリニックで学んだ後、森田芳光監督の『椿三十郎』(07年)で映画デビュー。その後、『ふたたび swing me again』(09年)で銀幕初主演を果たし、コメディ長編作品『HK 変態仮面』(13年)で大ブレイク。22年には『孤狼の血 LEVEL2』(21年)で冷徹で残虐非道なやくざを狂気に満ちた演技で演じ、日本アカデミー賞を含む5つの賞で最優秀助演男優賞を受賞した。

 23年には、『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』と「第35回東京国際映画祭」コンペティション部門に選出された『エゴイスト』の2作品で主演を務め、いずれも高い評価を得た。前者では興行的に大ヒットを記録し、後者では国内4つの賞で主演男優賞を受賞。また「第22回ニューヨーク・アジアン映画祭」でライジングスター・アジア賞を受賞し、昨年のアジア・フィルム・アワードでも主演男優賞にノミネートされた。『エゴイスト』では、ゲイの男性を情感豊かに演じ、同性婚やセクシュアル・マイノリティに対する社会の偏見に関しての発言で、日本のLGBTQ+コミュニティからも支持を得た。

 役者としてのひたむきさについてもよく知られており、役柄に合わせた徹底的なリサーチや、見た目の変化を伴う役作りはカメレオン俳優と評されている。共演したキャストやスタッフも彼のストイックな姿勢を称賛しており、そのプロ意識は俳優仲間や映画業界を刺激し続けている。次回作は、1980年代の伝説的な漫画を実写化したアクションコメディ『シティーハンター』で、4月25日より動画配信サービス「Netflix」で世界配信が予定されている。
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