少年忍者・川崎皇輝、思い出の場所でミュージカル初主演　演出・ウォーリー木下も絶賛「できないことがない」

　少年忍者の川崎皇輝（※崎＝たつさき）が5日、都内で行われたミュージカル『町田くんの世界』（3月29日から4月14日に東京・シアタークリエほかで上演）稽古場公開・記念会見に登壇した。

【写真】リラックスした笑顔で手を振る主演・川崎皇輝

　安藤ゆき氏による人気漫画を初ミュージカル化。物静かでメガネ。そんな外見とは裏腹に成績は中の下。アナログ人間で不器用…なのに運動神経は見た目どおりの町田くん。そんな町田くんが周りのみんなを変え、みんなに愛されていく新感覚人間ドラマを描く。町田くんの見えている世界を具現化し、町田くんや周りの人々の気持ちを共有し、“世界は美しい”ということを表現する。それが今回のミュージカル化の狙いとなる。

　今作がミュージカル初主演となる川崎は「実際クリエで主演と聞いた時、最初はすごく驚きました。劇場にはなじみがあって、毎年事務所のライブをやっていたり、少年忍者の初ライブがクリエだったので思い入れがあります」と縁深い場所にしみじみ。

　「なじみのある劇場や楽屋などが、今回は違った見え方になるのではないでしょうか。出演者みなさまがすごく優しくて楽しくて、たくさん助けていただきながら､最後までやり切れるだろうと自信があります」と胸を張った。

　座長として「今日の写真撮影のように全員で並ぶときに真ん中にいると実感しますが（笑）､まだあまり実感はありません」としながらも「ただ座長という立場である以上は楽しい空気作りをしたいですし､楽しい空気作りに一役買えていたらと思っています」と意気込んでいた。

　会見にはほかに、長澤樹、神里優希、斎藤瑠希、礒部花凜、大月さゆ、浜崎香帆、岩橋大、鶴岡政希、湖月わたる、吉野圭吾、ウォーリー木下氏（演出）らが参加。

　ウォーリー氏は川崎について「第一印象は頭がいい、地頭がいいですね。この作品に向き合うまでのたくさんの経験が大きいのかもしれないけど、どうやったら自分がこの作品で生きられるか、みんながハッピーな空間を作るにはどうしたら良いか考えてくれています」と信頼を寄せる。

　「お稽古をする中で瞬時に決めたりしなければならないことが発生しても、川崎くんは瞬時に決めてくれます。できないことがない。これからもっともっと大変になってくると思いますが、新たな川崎くんが見れるかな」と期待していた。