井上尚弥、“悪童”ネリの過去は気にせず “敵討ち”より「今回の戦いは自分対ネリ」 ネリも感謝

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2024年03月06日 11:50  ORICON NEWS

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ネリの過去は気にしないと語った井上尚弥 (C)ORICON NewS inc.
 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が6日、東京ドームホテルで会見を開催。5月6日に東京ドームで開催される『Prime Video Presents Live Boxing 8』で、元2階級制覇王者で“悪童”の異名があるルイス・ネリと試合を行うことが正式に決定した。

【動画】井上尚弥、“悪童”ネリの失態に言及「過去の因縁は持ち込まない」会見後には握手する姿も

 ネリは、2017年の山中慎介戦では試合後にドーピング陽性、翌18年の再戦では体重超過という過去がある。会見でネリは「再び日本の地を踏むことができてうれしい。皆さんに申し訳なかったと、まず謝りを入れたいと思います。日本のボクシングコミッションの皆様、ボクサーの皆様、帝拳プロモーションの皆様に謝罪を申し上げます」といきなり謝罪した。

 続けて「今、私は大変集中してきちんと練習をしております」と宣言すると「2度、皆様を裏切ってしまいましたが、今回はきちんと調整をしております。グレートな試合を見せたいと思います」と予告した。

 山中の“敵討ち”を期待する声も大きいが、これについて井上は「もちろん過去にそういった因縁があるのもわかってますし、僕も実際にその第2戦を会場で観戦してます。そういった経緯があるのもわかってますけども、今回の戦いに関しては自分対ネリということ」とコメント。

 また「先ほどのネリがあいさつしている時に言っていたんですけども、反省してるということもあるので、過去の因縁は自分の中で持ち込まないように戦いたいなと思っています」と王者らしく堂々と口にした。

 この井上のコメントを受け、ネリは「尚弥選手のコメントはよかったと思います。うれしいです。私は集中して試合に向けて戦いをやりたいと思います」と感謝。「日本の皆様の何を考えているかということはあまり考えずに集中してやらせていただきたいと思います」と話していた。

 東京ドームでのボクシング興行は1990年に行われたマイク・タイソン以来34年ぶりで、日本人として初のメインイベントを務める。井上は「5月6日に迫った4団体防衛戦ですが、この試合は東京ドームで行われるタイソン以来の試合となりますので、自分自身すごくモチベーションも高いですし、そしてなんと言っても対戦相手であるルイス・ネリという強豪を迎えるにあたって、自分の中ですごく気を引き締めていかなければいけない戦いだなと思います。過去イチで仕上げなければならないと思っています」と意気込んでいた。

同イベントはPrime Videoで独占ライブ配信される。

■『Prime Video Presents Live Boxing 8』対戦カード(※試合順は未定)
・世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ
4団体統一王者・井上尚弥 VS WBC同級1位ルイス・ネリ

・WBA世界バンタム級タイトルマッチ
王者・井上拓真 VS 同級1位・石田匠

・WBA世界フライ級タイトルマッチ
王者・ユーリ阿久井政悟 VS 同級3位・桑原拓

・WBO世界バンタム級タイトルマッチ
王者ジェイソン・マロニー VS 同級10位・武居由樹


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